このブログでは、私がオステオパスとして病気や体の不調について考えている
こと(その原因や、そこから回復する方法)について書いていく予定です。
オステオパシーを行う上で最も重要な知識は解剖学ですが、ここでは生理学や
生化学にも焦点を当てていきたいと思っています。
ここで書くことは、私が触診で感じていることや自分の体に起こったことを、
いかに論理的に矛盾なく説明できるかを試した結果です。
そのため、現代のオステオパシーで教えられていること、あるいは西洋医学の
常識とも、ずれたことを書くかもしれませんがオステオパシー業界の諸先輩方
どうか、ご了承ください。
また、西洋医学のお医者さんで私が書いていることを実際に組織検査で調べて
みたいという方がいましたら是非ご連絡ください。喜んで協力いたします。
私が考えている病気の原因を説明すると、次のような文章になりました。
「多くの病気の原因は、体に対する物理的、化学的、精神的、生物学的な衝撃、
あるいは個人の遺伝的な器質により、体の結合組織内に沈着したタンパク質
その他の物質が循環系、神経系に機能障害を生じさせた状態。」
わかったような、わからないような文章ですが、私の施術の基本的な考え方は
この沈着物を手で感じ取り、それをオステオパシーの手技で取り除いていくと
いうものです。
これにより、動脈、静脈、間質液、リンパ液の流れ、神経伝達を正常化して
体を健康な状態に戻していきます。
循環系と神経系はニワトリと卵のような関係で、どちらも不調の原因にもなり
結果にもなります。
循環系が滞って、神経に栄養が届かずに麻痺を起すこともありますし、逆に
自律神経に問題が起こることにより、血管やリンパ管が収縮して循環が滞る
こともあります。
病気の原因として、結合組織内の沈着物と書きましたが、あらゆる結合組織内
(浅筋膜、深筋膜、靭帯、腱、骨膜など)に、これは溜まっていきます。
次回は、私が結合組織内の沈着物が各種の問題を引き起こしていると考えるに
至った経緯を書きたいと思います。
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