ツイッター等で周知されている、悪い意味で噂の「スケブ男」さん。

 同人即売会の文化に馴染のない方の為に、先に「スケブとは?」の説明から。


~スケブって何ぞ?

 「スケッチブック」の事で、一般参加者と作家陣が直接対面できる同人誌即売会における、交流の手段の一つ。

 要するに、その場で作家さんに、自分の為だけのイラストを描いてもらう、というもの。

 色紙や、はがきに描いてもらうというケースも。……はがきにキャラ二人入れてくれと言われて相当困ったっけ。


 大半の作家さんは楽しんで描かれるとはいえ、

 当然手間を取らせるわけですから、差し入れを渡したり、作家さんの作品を評価ないし購入したついでに頼むのがマナー。


 なお、一冊手懸けるのにも時間がかかるうえ、人気作家さんだと頼み込む人数も多く、

 依頼したからと言って受理されるとは限らない。

 また当然ながら、作家さんがスペースを離れている場合もある為、

 依頼相手が売り子さんだったりした場合、そうそう引き受けてはもらえない。

 断られたからと言って、ごねるのは以ての外である。


~スケブ男って?


 大体はこちらを参照。→

 目当てのサークルに絞って声をかけるのではなく、「絨毯爆撃」で手当たり次第に声をかける節操のなくスケブを依頼する。

 普通、イベントではジャンルの似た傾向のサークルをまとめて配置するため、「好きなジャンルの作品を、作家・サークル問わず入手したい!」と言う人が、そこら一帯のサークルさんの作品を買いまくる行動を「絨毯爆撃」と呼びます。

 「絨毯爆撃」自体は、作家と言うよりもジャンルへの愛にあふれる方や、青田買い狙いの方の行為ですので、ある意味では愛にあふれる行動です。

 今回のスケブ男の行為は、無償の見返りだけを求め、作家・ジャンル・イベントどれ一つに対しても感謝を示さない非道な行為です。

 ジャンル自体自分で指定してくる。

 他ジャンルでも平気で指定してくる。

 オリジナルの創作に誇りを持っている相手に、平気で他人のものを描けと言ってくる。

 未成年の作家さんに、平気で成人指定の絵を指定してくる。


 この時点でめんどくせぇどころか魚の餌にしてやりたいくらいなんですが、

 申し出を断った時の態度がまたひどいらしく。

 ろくな挨拶もせず、一説によると露骨な悪態・舌打ちを返す。

 作家に敬意や感謝がなければ当然でしょうが、頭に来ますね。


 んで、大量に入手するであろう作家さんの珠玉の品々を、こいつがどう扱うか、

 色々なところで見かけましたので、今回のリンク先に書いてあるか分かりませんが、こういうことらしいです。

 ……転売ならまだ良かったさ。

 直接的な表現を避けますが、要は「おかず」にしてんだそうです。

 (↑一品が汚された画像が、作家さんにメールか何かで送られてきたとか)


 作家の好意を、強要して。

 それを、消耗品として使って。

 それを当然の権利として信じていて。

 断った相手を罵倒するんだね。


 ××××××

 ネット上で、こいつに対し、不満の声を上げているのが、作家なのかどうかは分かりません。

 一般の待機列でも「迷惑だった―」との声もありますしね。

 寧ろ、「こいつに注意しろ!」の声の方が多くて大変。

 まぁ、作家さんの憤りは、想像に難くないかと。

 全然無関係のこの自分が激昂してますしね。


 5月に、イベント二つあって。

 北陸本専は、まだ余裕があるから良い。

 例大祭は、確実にスペースに自分一人で、なおかつ徹夜で移動なので、場合によっては余裕がない。


 あー。

 汚い自分になるかもしれねぇ。