栃木県警足利署は18日、強盗の疑いで、住所不定、無職、榎本秀樹容疑者(48)を逮捕した。榎本容疑者は昨年12月に派遣契約を打ち切られており、同署の調べに対し、「生活費が欲しくてやった」と供述している。

 同署の調べによると、榎本容疑者は14日午前2時半ごろ、足利市福富町のコンビニエンスストアで、男性店員(61)にナイフを突きつけ、「金を出さないとぶっ殺すぞ」などと脅し、レジから現金1万8000円を奪った疑い。

 同署によると、榎本容疑者は昨年12月、派遣先の足利市内の鉄鋼会社との契約を打ち切られ、会社から仲介されたアパートも今月12日に退去したという。榎本容疑者は18日午後4時半ごろ、大平町の駐在所に出頭した。

 同署の捜査関係者によると、榎本容疑者は事件後、車の中で寝泊まりしていたといい、「奪った金もなくなり、警察に行くしかないと思った。栃木署まで行こうと思ったが途中でガソリンもなくなった」と話している。逮捕時の所持金は24円だったという。

引用:産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/tochigi/090220/tcg0902200242001-n1.htm