中東・北アフリカ:シリア シリア1日で175人死亡、最悪規模:  | 端事些事のブログ

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シリア1日で175人死亡、最悪規模(2012年06月22日(金) 13時50分 MBS)

 内戦状態となっている中東のシリアでは、21日も政府軍が反体制派の拠点となっている西部のホムスに激しい攻撃を加えるなど、全土で衝突が続きました。

 イギリスの民間団体「シリア人権監視団」は、全土で少なくとも175人が死亡したとしています。1日当たりの死者数としては、去年3月に反政府デモが本格化して以来最悪の規模で、7割近くが女性や子どもを含む一般市民だということです。



「CIAがシリアの反体制派に武器供与」米紙が報道(06/22 13:55 テレ朝)

CIA=アメリカ中央情報局が、シリアの反体制派への武器供与に関与しているとニューヨーク・タイムズが伝えました

 21日付の紙面によりますと、トルコ南部で活動を続けるCIA要員のうちの一部が、武器を供与する反体制派の選定に関わっているということです。武器は対戦車兵器や自動小銃などで、トルコやサウジアラビア、カタールが購入資金を調達しているとしています。これに対して、アメリカ政府は「反体制派への武器供与は一切ない」としたうえで、逆にロシアがアサド政権に武器を供与していると改めて非難しています。今回、CIAの秘密活動が報じられ、国際社会での非難合戦に発展する可能性も出てきています。


となれば、こちらも

北朝鮮:シリアへ輸出図る 化学兵器関連か--国連報告書(毎日新聞 2012年06月22日 東京夕刊)

朝鮮が09年、大量の防護服やガスを検知する試薬用容器(アンプル)のシリア向け輸出を図り、途中で第三国が取り押さえていたことが分かった。送り先の研究機関は、大量破壊兵器開発に関わったシリアの組織とのつながりが指摘されており、化学兵器関連の可能性が高い。シリアの反体制派組織がアサド政権による化学兵器使用を訴える中、両国の軍事的つながりの深さが浮かび上がった。

 北朝鮮に科している武器禁輸などの制裁の違反事例を調査している国連安全保障理事会の専門家パネルが、こうした事例を盛り込んだ報告書(非公開)を今年5月にまとめ、安保理に提出していた。

 報告書や外交筋によると、ギリシャ当局が09年11月に、北朝鮮の南浦港を出港し、中国の大連で荷を積み替えてシリアに向かう途中の船舶を検査。押収した四つのコンテナに防護服1万3000着とアンプル2万3600個が詰まっていた。ガスマスク1個も見つかった。シリア政府は今年3月、専門家パネルの指摘に対し、農業や研究用であることを示唆したという。


つまり、どっちもどっち。だが、、

双方とも、少なくとも、「良い事」あるいは「正しい事」をしていないことは理解しているようだ。

大いに迷惑なのは、勿論、シリアの一般人だ。

彼らには、こうした国や政府を非難・糾弾する権利がある。


ヨルダン政府、シリア軍兵士の政治亡命を認める (2012.06.22 Fri posted at: 11:50 JST CNN)

(CNN) シリア軍を離反し、政治亡命を求めて戦闘機でヨルダンに飛んだ空軍兵士に対し、ヨルダン政府は21日、政治亡命を認めた

シリア政府はこの兵士をハッサン・メレイ・ハマデ大佐と特定したが、ヨルダン側はまだ兵士の名前を発表していない。シリア政府は、この戦闘機が南部の国境近くで訓練中に消息を絶ったとしている。

シリア国防省は国営テレビの放送で、同パイロットは任務から逃れた祖国や軍の裏切り者だとの見解を示し、同兵士には法規に従い処罰されると述べた。

国営シリア・アラブ通信(SANA)によると、シリア国防省は兵士が操縦していた戦闘機の返還についてヨルダン側と協議中だという。シリア、ヨルダン双方とも、この戦闘機はロシア製のミグ21としている。

米国家安全保障会議(NSC)のトミー・ビーター報道官は「このパイロットの正しいことを行うという決断を歓迎する。われわれはシリア軍やアサド政権内の人々に対し、政権による残虐行為への加担をやめて、亡命や任務の放棄をするよう求めてきた」とし、「これまでもシリア軍の兵士をはじめ多くのシリア人がアサド政権の残虐行為を拒絶しており、今回の事件はその1例にすぎない。今後も間違いなく同様の事例が続くだろう」と述べた。

15カ月間に及ぶ紛争の間、多くのシリア軍兵士が離脱し、中には反体制派の自由シリア軍(FSA)に加入する者もいる。また、これまでに数千人の市民がヨルダンなど近隣諸国に避難している。

シリア軍兵士が亡命を図る前日の20日、ロバート・フォード米大使は「米国と国際社会はシリアの人々と連携し、市民を攻撃した兵士を特定して責任を取らせる」と述べていた。