片手練習のやり方

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一昨日のブログ「片手練習は何回?」について、具体的な片手練習のやり方を知りたいとご質問があったので、今日はそのやり方について書きますね。

 

 歌いながら片手で弾く、と書きましたが、「歌う」というのはドレミでそのまま声に出して歌うことと、ラララ〜と表現豊かに表現することを歌うということの2つです。この両方が必要です。

 

まず、自分が何の音を弾いているかわからないといけませんので「ミソレードラー、レッレー」のように音符を声に出してドレミで歌う。

生徒さんを見ていると、「ドとミとソ」とわかっているからドミソと弾いているかと思いきや、最初にドとミとソと読んで覚えてそのあとその場所に指を置いて場所を覚えて弾いている。そして弾けば弾くほど場所を押さえているだけで自分が何の音を弾いているかわからなくなっている。「声に出して弾いて下さい」と言うとソラシ〜と弾いてるのにミファソ〜と全然違う音名を口走っている方けっこういらして笑。

しかも鍵盤の場所も「そのへん」「このあたり」だったり笑。

必ず声に出して、弾いている音がなんの音かを頭でも耳でも確認するようにしてください。日本語の文でも大事なことって読む時ちゃんと声に出して読んでますよね。

和音も、やっぱり何弾いているかわかるようにちゃんと「ドミソー」と声に出す。


左手も同じです。

左手は特に四和音など多いのでちゃんと「ソシレファー」のように自分が弾いている音をまず声に出して自分が何を弾いているかわかるように歌う。

しかし、和音をそのまま歌うと1小節の音符の数がすごいことになって拍子がとんでもないことになってしまうので、これはゆっくりやります。この練習は音の定着としての歌うです。

 

そしてそれが出来るようになったら、次は「ラララ〜」と音楽的表現として歌いながら弾く(そのとき耳にはちゃんとミソソ〜と音名で聞こえている)。和音が出て来ても今度は全部歌わず、右はメロディラインを追ってララリラ〜と歌い、左手もタッター、ウ、チャッチャチャ〜のように音でなく音楽を歌う。

 

この時の1番の注意は

「弾いた音を後から歌うんじゃなくて」「弾きたいイメージに指がついて来る」ことが大事です。

つまりまずは弾かなくて右手左手が音楽的に歌えること。歌えていなければ、弾けないってことです。

左手はチェリストになったつもりで。

 

左を弾いて右を歌うのも効果的ですが、それだけだと耳が結局右手のメロディばかり聴いてしまうので左手だけをしっかり歌って感じられるようになってからですね。

 ララリラ〜と表現で歌ってても、時々またドレミで歌って確認するのも大事です。


子供の頃からやっていると歌うことが恥ずかしくないのですが、大人の方は声を出すだけで気後れしてしまうようです。そして、歌うと弾けなくなるともおっしゃいます。

でも私はよく言うのですが、歌うと弾けなくなるというのは弾けてないことの証明です。ニセモノです。

頭に余裕がない状態でしかも片手が充分でない状態では、本番で両手で弾けること自体奇跡かまぐれです。


弾けないのが悪いんじゃなく、片手がまだまだと知る事で色々な事が見えてきます。

練習も変わってくるし、選ぶ曲も変わってくる。

片手を100回やってきちんと弾けるようになってから両手を弾くと、それぞれの手の音のが耳に入って来ます。そして弾けるってこういうことかとわかります。皆様のキメ台詞「家だと弾けるのに」もなくなります。

そのうえで「ま、ちょっと背伸びした曲だから本番で間違えちゃうのもしょうがないか」もアリです。

趣味なのにそこまで出来ない、って方も当然いらっしゃると思います。自分の妥協点を探るのも大事です。


以上、片手のやり方を文にしてみましが、少しわかりづらいですね。特に音楽的に歌うということころは、そもそも音楽的に歌うとはどういうことか、という話になります。力不足でちゃんと文章で説明しきれず恐縮ですが、とりあえず目をつぶって片手が弾けるまでやってみてください!








 

 

 

 

 

 

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