生きて死ぬ私 を読み終えて | CLUB/150 ~ club one hundred fifty ~

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“Around40”を超えると人生の後半戦なんて常識に、ふと ? と思って、このブログを始めました。
CLUB/150 =“人生150年と思えば40はなんてスタートライン”という、発想の転換を提案しつつ、
自分でも実践してここに綴ってます。一生"挑戦”でしょ。



昨日のこのブログで

少し触れた 生きて死ぬ私 (茂木健一郎 著)

を読み終えました。

読み終えてみて、少しコンフューズしています。




すべての事象については、それを受取る側の

人間の視点でとらえると、その人の脳内で起きる

ニューロンの反応でしかない。という、

作者の気づきから始っています。




時間や存在、生と死、心や宗教といったものの、

科学的、客観的評価を語りながらも、

人間というものは、それだけでは割り切れないこと、

また、現在の物理科学や自然科学で説明しきれない

人が感じる質感「クオリア」というモノに言及しています。


そして、このクオリアこそ、

人が人として感じる超越的な

感覚(存在)であること確認しながら、

科学で割りきれないこの感覚に 期待 する。

という言葉で結んでいます。



序文だけを待読むと、

この本は、世の中の事象を、科学的な論証を事例に

客観論を展開する本かと思っていましたが、

全くそんなことはなく、

むしろ科学で理解しきれない、

人としての感覚を認め、それと向かい合いながら

期待して以降という哲学的結論を導き出している

作品でした。



この作品は、まだ理解しきれていないので

何度か読みなおすことになりそうです。

またそれが楽しみです。