福増浄水場 | あみなかブログ

福増浄水場

市原市福増の福増浄水場を視察しました。


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まず冒頭に、現在気がかりな、浄水場から発生する汚泥に含まれる放射性物質の値です。

福増浄水場については、当該測定値が低く、セメント等へリサイクルする業者が引き取っているとのことです。

したがって、汚泥の仮置きは実施していないとのことです。


浄水場によって汚泥に含まれる放射性物質の値に相違を生ずるのは、水源の違いによるものと思われ、高滝ダム湖を水源とする福増浄水場は当該物質が比較的少ないものと考えられます。


千葉市中央区は、利根川・印旛沼を水源とする柏井浄水場、高滝ダム湖を水源とする福増浄水場の、主に2つの浄水場から給水されています。

おおむね、千葉市役所と千葉県庁を結ぶラインの北側は柏井浄水場、南側は福増浄水場からの給水を受けているとのことです。

福増浄水場の特徴は以下のとおり。

・柏井浄水場の東側施設と同様、オゾン処理、活性炭処理の併用による高度処理を行っている

(青く光るオゾン発生装置)

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・汚泥の処理は天日乾燥床で行っている

(天日乾燥床)
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・自然流下によって千葉市街等へ送配水している

・高滝湖で取水してから、家庭の蛇口までおよそ1~2日程度かかる


大震災以降、蛇口をひねれば水が出て安心して飲むことができるなど、当たり前のことが当たり前にできることの大切さが、身近に感じられることが多くなりました。