排泄を済ませた父が少し眠りたいと言うので


母の遅い昼食に付き合うことにして


病院の近所にある飲食店に行くことにした。




母を見ると、少しやつれたように見える..........


無理も無い事だろう.........


さぞかし父の事が心配で眠れなかったろうに等と思っていると




母は私達が、この病院について何も知らないのだろうと


院長の経歴と近所では評判の医者であること


自分は友人の紹介で此処に通うようになり


他の病院では、症状にあわせた薬しかくれないけれど


ここでは、ビタミンが欲しいなどとリクエストすれば何でも


処方してくれる、良い先生だと、説明した後に



私が婦長に色々と質問をしたことが非常識だと非難し


オムツに抵抗している父を我侭だと言い始めた。




私は、そんな母に、私がした事は決して非常識ではなく


家族として当然ではないのかと伝えると



母は、


先に来た姉夫婦に、病状については


先生から説明を受けるように言われてる


オムツも拘束の件も、父が我侭で甘えているだけ


その内慣れるから、安心して自分達と病院に


任せておけば良いと言われている。



そして、更には


姉は、看護士さん達に、父の事は病院にお任せしますと


頭を下げ、常識のある態度を取ってくれた



それに、買い物に行く用事があり、30分しか居れないけど


心配だからと、忙しい中無理して一番に来てくれる気持ち



帰り際には義理兄が「何かあったら面倒見ますからね」と


言ってくれて嬉しかったと



それなのに、私は婦長に変な質問ばかりして


手を煩わさせて、そういう態度は非常識で恥ずかしいと



そう言うのです。




毎度毎度の事だけれど


この人解ってない、それとも私が変なのか


姉が言うように、私は異端児なのか?




返答する気力すら沸いて来ないでいる私の変わりに




夫は母に


病院へ来るのが遅くなって申し訳なかったと謝罪し



私のしたことは非常識ではなく父を心配する家族として


当然であるのではないかということ




母のかかりつけ医であるこの病院が急患で


父を受け入れてくれたことを、とても有難いと思っている



母のおかげで父は一命を落とすことがなかったのだろうが



院長不在で、未だ検査も出来ていないのは


他の総合病院ではありえないであろうということ


脳梗塞は早期治療がこの後の回復を左右すること


出来るだけ、早く院長から説明を受けた方が良いことを


解りやすく、やんわりと話していてくれていた。





そして、まだ院長から、何時説明があるのか


伝えられていないなら


母から婦長に聞いてくれるように


頼んでくれていた。




夫にそう言われると母は事態が自分が思っているより


深刻である事を少し認識したらしく


急いで病院に戻り婦長に確認をすると言い出し



一足先に店を出て行った。





母の背中を見送りながら





夫に感謝!!のチュー(チューは嘘)



夫は、「毎度、毎度のことだろ、問題なしだよ


    俺は、お父さんが好きなだけだよ、お前もだろ」と



(そうなのです、父と夫はとても気が合うらしく


 とても、仲が良く、父は夫をあだ名で、○ちゃん、○ちゃんと呼び


 会社帰りに二人で誘い合わせ飲みに行ったり、サウナにいったり


 なんだかんだと行っては二人で遊びに行ったりしていたのです。)




そんな夫の優しさと、さりげない心遣いに助けられながら




私達は父を転院させる方法を模索し始めていました。






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