実家の桐箪笥を整理していたら、映画の活動弁士をしていた祖父が、初めて祖母に贈った帯留めと帯締めが出てきました。
決して高いものではありませんが、祖母は大切にもっていて、父が母を祖母に紹介した際にあげたそうです。
祖父と祖母は当時には珍しく、離婚しており、祖母は生涯祖父を恨みながらも、どこかで愛し続けていたようです。
戦時中、食べることに苦労しながらも、これだけは肌身離さずにいました。
これの存在は知っていましたが、 母も忘れていたようで見たことはなく、偶然出てきて発覚しました。
会ったこともない祖父から私・つまり孫へのプレゼントだったのかもしれませんね、
今こうして話す仕事に舞い戻っているのも、見えない力というか、祖父が導いているとしか思えません。
不思議ですよね。
そんな風に祖父の話をしていたら、年末特番の話をいただきました。
これもまた不思議。
会ったこともない、顔も知らない祖父の血の存在をひしひしと感じる夜でした。
さあ、お仕事がんばろう(^∇^)