10月酔桜会(うらわ別所沼吟行)その1
 
10月酔桜会句会は、
「さいたまトリエンナーレ2016」開催中の別所沼吟行。
浦和駅からバスに乗り10分。
10時公園前集合。2時間後、近くの鰻専門店「萬店」へ。
 
沼囲む太古の樹々や天高し・・・英人
 
 
キバナコスモス
彩りはキバナコスモス別所沼・・・みさを
 
釣り人多し
秋とんぼ太公望の浮子の先・・・哲庵
バケツより尾鰭はみ出す秋の鮒・・・禿安
 
 
双つ蝶戯れ渡る別所沼・・・佐保姫
白鷺の落羽松の中枝に・・・篤良
 
 

ニキ好み「種の舟」浮く秋の沼・・・楽夢
沼中に現代美術別所沼・・・英人
秋の沼思い出ベンチ古りにけり・・・みさを
沼底の大蛇そろりと穴に入る・・・哲庵
 
 
野の花に埋もれ原爆慰霊の碑・・・佐保姫
慰霊碑をランナー過ぎる体育の日・・・楽夢
 
 
 
彼岸花供へてありぬかな女の忌・・・禿安
隠沼の水明々とかな女句碑・・・篤良
沼夕焼かな女の句碑を温めをり・・・英人
 
ヒヤシンスハウスの庭で、トリエンターレのパフォーマンスをやっていた。
紙筒を、ペットボトルのジョイントでつないでいる。
 
芸術の秋トリエンナーレ別所沼・・・哲庵
ヒヤシンスハウス訪のふ秋の蝶・・・みさを
 
立原道造ヒヤシンスハウスの内部、イベント中

ヒヤシンスハウスに憩ひ秋惜しむ・・・楽夢
小鳥来るランチバケット開けやれば・・・佐保姫
 
神保光太郎句碑
 
隠沼や幽かに木の実落つる音・・・篤良
ひとひらの雲を映して沼日和・・・禿安
見上げれば鬱金桜の帰り花・・・哲庵