フィギュアスケート、今月半ばに開催される全米選手権で、シニア女子の部にエントリーしている、長洲未来ちゃんことミライ・ナガス選手のarticleがネット配信されています。
こちら→ http://www.tcdailyplanet.net/node/8674
記事タイトルは『Mirai Nagasu to compete at U.S. Figure Skating Championships』……わざわざ日本語にする必要もないくらい歴然としたタイトルですね。
記事内容には、既知のお話も多いかな。全米選手権参加にあたり、おさらい、という感じの記事です。ちょっとこの記事をダイジェストして、日本語に書き取ってみます。いつも言い訳しておりますように灰原の英語力は無に等しく、読み取り間違いはおおいにあると思います(自慢になりませんが)ので、よろしければ、原文もお読みいただけるとうれしいです。



【ミライ・ナガス選手は、全米選手権に出場する】


14歳のミライ・ナガス選手は、セントポールで1/20から1/27日までの期間開催される全米選手権に出場します。彼女は、シニア女子の部にエントリーを許された、21人の選手のうちのひとりです。21人の中には、キャロライン・ジャン選手ほかの選手たちがいます。
地方大会に出場するようになってから4年後に、彼女は全米ジュニアで優勝、世界ジュニアでも準優勝を飾りました。今年のJPSでも、レイクプラシッド大会、ザグレブ大会で優勝。ファイナルに進出しました。
彼女は国際大会ではジュニアカテゴリーの選手ですが、全米ではシニアカテゴリーで競うことになります。これは、彼女にとっては、ノービスからジュニアへのカテゴリーチェンジほど、大きな変化ではありません。昨季、ジュニアに上がった彼女は、トレーニング方法をかなり変えました。結果として、スポケーンで開催された全米選手権で、ジュニアタイトルを獲得するにいたりました。
「全米選手権に出場できて、そこで優勝できたことは、ほんとにエキサイティングでした。ぜんぜん予想もしなかったことだったから」と、ナガス選手は語ります。
ナガス選手は、自分が突然成功したのは、パサデナFSCで彼女を教えはじめたコーチ、シャーリーン・ウォン氏のおかげだと思っています。ウォン氏のほかに、ナガス選手は、パサデナFSCのコーチたち、朽木久氏(サーシ・クチキ氏。ミライちゃんの以前のインタビューから考えるに、ジャンプを教えているのは朽木先生のようです)らの指導をうけるほか、振付家のローリー・ニコルとも訓練しています。
フィギュアスケートのシニア競技会では、ジュニアより長いプログラムが要求されますが、ナガス選手はジュニア用プログラムと同じ曲を使う予定です。
ショートプログラムは、ガーシュイン作の『I Got Rhythm』、ロングプログラムは、ドリーブ作のバレエ音楽『コッペリア』。
ナガス選手は、シニアレベルの大会でもアピールし、高い順位を獲得したいと望んでいます。
「この大会は、わたしのシニアデビュー戦です。すっごくワクワクしています」
と、ナガス選手はコメントしています。
「わたしは自分を保たなければいけないと思う。緊張もすると思うけど、楽しむつもりです。はじめての全米選手権から、最高の経験を得てきたい、と思っています」
ナガス選手の両親は日系移民で、カルフォルニアで小さなスシレストランを営んでいます。彼女は5歳でスケートを始めました。
「わたしはいままでずっとスケートするのが好きでした。これからも、楽しく、やりたいからスケートをやるってことを続けたいです」
競技を続けていると、学校を休まなければならないことも多く、勉強に追いつくのが大変です。中学を卒業するとき、競技と学業の両立のために、通信教育課程について、ナガス選手は考慮しました。しかし結局、彼女は公立高校に進学を決めました。学校生活や、親しい友人たちとの生活が、彼女らしさを保つために大切だからです。
「大会のつぎの週は、宿題をやるのですごい大変です。勉強は、スケートと同じくらい私にとっては重要です。わたしは勉強にも最善を尽くしてます」
ナガス選手は、将来はプロアイスショーツアーでスケートをしたいと望んでいます。




はい、書き取り終了です。お疲れさまでした。
全米選手権でシニアデビューをまえにして、楽しそうなミライちゃんのようすが伝わってくる記事ですね。楽しそうとはいえ、ご本人、勝ちにいく気はまんまんのようですが。
記事内に出てくる、パサデナFSCの朽木久コーチは、アメリカのショースケーター、ナターシャ・クチキさんのお父さん。もともとは日本のフィギュアスケート選手で、1954-1955シーズンの全日本ジュニアチャンピオンのようです。けっこうお年を召してらっしゃる方かも?
長久保裕コーチが1965-1966シーズンの全日本ジュニアメダリストなので、ひとまわり上の世代になりますね。ミライちゃんは『ジャンプのお医者さん』と呼んでいると、以前の記事で読んだことがあります。
全米選手権、今年はまだジュニアですし、失うものはない挑戦者の立場ですから、思い切り楽しんで、力を発揮してくれたらいいなーと思います。
ところで、アメリカのスケーターの記事を読むと思うのですが、彼女たちは、学業や余暇、友人関係や社会活動とスケートのキャリアとの両立、というか、複数並立みたいなものを、ずいぶん求められてるような気がします。ものすごいスーパーマン幻想があるというか。
キミーにしてもエミリーにしても「学業優秀でボランティアにも熱心」と評されていますし、キャロライン・ジャン選手も、頭脳明晰でバレエや音楽の素養がある、とされています。
もちろん、いくつも才能があるのは喜ぶべきことなんですけど、競技会で出るアスリートとしての成果のほかに、私生活でも模範的な成果をあげていて欲しい、というのは、求めすぎなんじゃないのー、と、灰原なんか思っちゃうんだけど、これは日本人だからかなあ。アスリートがロールモデルの役割を担うことって、まあ、よその国でもままあることなんですけど、アメリカではいっそう顕著な気がします。
不思議なことに、男子シングルスケーターたちには、そこまでものすごいスーパーマン幻想が、かえって求められていないんですよね。なんでだろ。ミシェル・クワン選手が猛烈にスーパーウーマン的キャラクターだったからかなあ。
ミライちゃんは、完全なダークホースだった昨年と、今年では、マスメディアの注目具合なども違うし、いろいろ勝手が違うと思いますが、いい演技を見せて欲しいです。頑張れ!


icenetwork.comの昨年の総括記事『The best of figure skating in 2007』のカテゴリーわけに、「チームアメリカ」「チームカナダ」「チームジャパン」「チームフランス」のよっつしかないんですが、「チームロシア」は!?
眼中にもないということでしょうか。がびーん。アイスダンスはけっこう頑張ってるんですが。省かれてしまいましたか…。たしかに、印象的に、目に見えて弱体化してるもんなあ。
ロシア国内選手権ももうじきなのですが、昨季も不調と言われたロシアで、それでもシングルを支えてくれていたベテラン、クリムキン選手やソコロワ選手が、今季はもういませんし、どうなることやら、注目したいです。




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