さて、本日は、『インターナショナルフィギュアスケーティング(略称IFS)』のHPで発表された、エフゲニー・プルシェンコ選手のインタビュー記事について、内容に触れつつ、ちょろちょろ感想を書かせていただこうと思います。灰原は英語が苦手なので、読み取り間違いも少なくないと思いますが、恐れ入りますがご容赦を。よろしければ原文もご覧になってくださいね。
元HPはこちら→ http://www.ifsmagazine.com/forum/index.php?s=e0ebabce8b74ccd82acfe4b52f501d5e&showtopic=436
インタビュアーは、『Golden Skate』でもおなじみ、キャスリーン・バングスさん。記事タイトルは『Olympic Champion Evgeni Plushenko Has Two Words For His Rivals: 'I’m Back'』、『オリンピックチャンピオン、エフゲニー・プルシェンコ選手からライバルたちに向けたふたつの単語「'I’m Back'」』といったところかな。
まず、インタビューの内容を日本語に書き出してみます。



IFS:あなたの腕と手の甲には大きな傷がありますね。2~3日の休暇から戻ったばかりだそうですが、休暇中になにがあったんですか。


プルシェンコ選手:フロリダの友だちに会いに行ってたんです。好調な体力を維持するために、ぼくは夕方、ランニングを楽しみました。そのあと、ぼくは海に泳ぎに行きたくなったんだけど、友だちはぼくを止めました。波が荒いからって。
ぼくは「べつにかまわないよ。体力は充実しているし」といいました。競技に戻る訓練の一環としてロシアで水泳に取り組んでいて、かなりいいスイマーになれている自信があったんです。
ぼくは浜に降りて、海岸近くで泳ぎました。
そしたら突然、潮に流されたんです。ぼくは岸に戻れなくなりました。怖かったです。


IFS:それでどうしましたか。


プルシェンコ選手:とにかく泳いで、泳いで、泳ぎまくりましたよ(笑)! やっと岸が近づいたと思ったら、こんどは波が、珊瑚と岩の上にぼくを押し倒しました。
友だちはぼくの様子を海辺で見ていましたが、ぼくのために飛び込んだりしませんでした。正しい判断です。
傷はまだ痛みます。でも、ずいぶん良くなりました。


IFS:本当に競技に復帰するのですか。


プルシェンコ選手:ええ。確かに。2日前に決心しました。


IFU:なにがあなたに決心させたのですか。


プルシェンコ選手:あなたも知ってると思うけど、ぼくはたいがいのものを持っています。
お金、メダル、仕事。
だけど、ぼくは思ったんです。もっとなにかを達成したいって。もっとやれるはずだって。
ぼくはスケートがやりたい、自分がどれほど強いのか見てみたいんです。
このシーズンで勝利を得られるならば、それは素晴らしいと思います。
もし勝てなかったら、ぼくはつぎのシーズンも、つぎのつぎのシーズンも重要大会にあまさず出場しようと思っています(GPSとヨロ選をスキップしないということだと思われる)。ぼくは2度のオリンピックチャンピオンでありたいんです。
まあ、もし、銅メダルしか取れなかったとしても、ぼくはすでに金メダルと銀メダルを持ってるから、金銀銅、完全なセットを手に入れられるってことになりますよね。
ぼくの友だち、NHLのホッケー選手Alexei Zhamnovは、オリンピックの金銀銅のメダルを持っています。
彼がぼくに言ったんです。「エフゲニー、君は、ふたつのオリンピックメダルを持っている。金と銀。銅はいらないのかい?」。「金はもういらないよね」ってね。


IFU:バンクーバー五輪に出るためだったら、今期じゃなくて、2009年(オリンピックシーズン)に復帰すればいいとは思わなかったんですか?


プルシェンコ選手:リレハンメル五輪を覚えていますか?
カート・ブラウニング選手、ヴィクトール・ペトレンコ選手、ブライアン・ボイタノ選手が復帰してきましたが、誰も表彰台に乗れませんでした。
試合勘を思い出すために、オリンピックシーズン以前に、ぼくは競技に戻りたいと思っています。
ショーは楽しい。でも、とても簡単です。
ぼくには競争がくれるアドレナリンが必要なんです。



長いインタビューなんで、今日はここまで。
プルシェンコ選手、ずいぶん長く語っていますね。ロシアの国内メディアだと、もしかしたらもっとインタビューとか出ていたのかもしれませんけど、英米メディアでこれだけの記事が出たのは久しぶりな気がします。
プルシェンコ選手が怪我をした、という話は、なんとなく知っていたんですが、原因はよく知らなかった。練習中の故障かと思っていましたが、珊瑚で切ったんですね。うう、痛そう。
もしかして、この怪我のせいで、プルシェンコ選手の競技復帰の決断が、若干遅れのたかもしれません。当初は6月か7月から訓練に入ると言っていましたからね。気の毒な事故ですが、快方に向かっているということで、8月からは練習に戻れるみたいですし、良かったです。
じつは灰原も中学生のころ、海で潮に流されたことあるんですけど……あれって浅瀬からでも唐突に流されるんですよね。泳いでも泳いでも岸が遠ざかる感覚、海水の辛さと苦さ、水の力の強さ、いまでもおぼえています。怖かった!
警備員のお兄さんに救出されなければ、灰原、いまごろこんなブログ書いてなかったかも。プルシェンコ選手も、怪我はあったにしても、無事で良かったです。
「あと銅メダルを獲れば、金銀銅ひとそろいセットにできる」というのは、半分以上冗談なんだろうけど、競技を離れているあいだにプルシェンコ選手の中に「まずい、うっかりしているとバンクーバーで金は難しいかも」という気持ちが芽生えたのかな? と思うところもあって、興味深いです。昨シーズンの若手の伸びはすさまじかったですもの。
自分のいまの力を計る、という目的なら、豪華メンバーのロシア杯へのエントリーは、ちょうどいいかもしれません。高橋大輔選手とブライアン・ジュベール選手はいませんけど、もしジュベール選手と手合わせしたいなら、ヨーロッパ選手権に出てくるんだろうし……。
プルシェンコ選手は、以前、3ヵ月くらいまえのインタビューでは「2007/2008シーズンは復帰するけど、バンクーバーのことは決めていない」みたいな発言をしていたと思ったのですが、今回のインタビューでは、ほんとうにもう心を決めた、という感じですね。海での恐怖体験が、なんらか心境に変化をもたらしたかな? どうでしょう?
さて、本日の感想文はここまで。とても長いインタビューなので、感想のつづきはまた明日にでもアップしたいと思います。
ぜひ原文もご覧くださいね。前髪をスプリングコームで上げたプルシェンコ選手の、アイドルショットも多数添付されていますので。ほんと、キャスリーン・バングスさんはいい仕事するなあ!




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