新型インフルエンザの感染者が、東京に続き、京都でも確認され、

その広がりは、大きくなっています。


一方で、感染力は強いものの、毒性は、季節型のものと変わりのないこと

また、そのため、対応も鳥インフルエンザ発生時ほど強くする必要がないこと

などがわかってきました。


実際に、東京都、神奈川県、川崎市などは、全体で休校等の措置はとらず、

各学校の判断でということになっています。


16日に神戸で確認されてからおよそ1週間。


姫路市でも18日から22日まで休校並びに休園の措置がとられましたが、

今日、5回目の対策会議が開かれ、23日から措置が解除となり、

学校等は、25日月曜日から通常授業にということになりました。


この間、様々な影響と考えなくてはならないことが多く起こった気がします。


まず、今回の県並びに市がとった対策ですが、

これについては個人的に間違いなかったと思います。

結果的に過剰反応となってしまったところがあることは否めませんが、

初めての経験で、感染拡大が予想された中での判断で、

特に子供、学生の感染者が多い中でのことですので、

理解できる判断であったと思います。


しかし、一方で、想像以上に社会経済的な影響が大きかったことも事実です。

買い物客、観光客など特にサービス産業には大きな打撃を与えました。

風評被害もあり、また、修学旅行シーズンと重なったことも要因になりました。


さらに、保育所、老人介護の施設など、社会的目的が生活にかかわる

部分の大きい施設については、その施設の利用者だけでなく、

家族にも大きな影響と負担を与えました。

(昔は、子供を育てることも、親の介護もそれぞれ家庭の役割の部分が

大きかったですが、現在では、核家族化、家庭力の低下、高齢化、

女性の社会進出の拡大などにより、社会的な役割が大きくなっています。)


今後は、今回のことを踏まえ、次に同じような事例が発生した場合、

どのような対応をするべきかしっかりと考えておかねばなりません。


それが、近い将来やってくることも十分予想されます。


その前に・・・

今回の感染拡大も完全に終息したわけではありません。

・うがい手洗い ・マスクの着用  ・人混みはできるだけ避ける  

・休息を十分にとる などの対策は今後も続けていかねばなりません。


過剰に反応することはありませんが、十分な対策を怠ってもいけません。


今しばらく、十分な対応をよろしくお願いします!