今日、会派の教育を考える勉強会で小野市に視察に行ってきました。


今年の4月に施行された「いじめ等防止条例」を勉強するため。


この条例は、理念条例で、罰則等は制定されてなく、

また、学校におけるいじめだけでなく、家庭、企業、地域社会における

虐待やいじめ、DVなどの問題も社会全体で解決していこうという条例です。

「小野市いじめ等防止条例」:http://www.city.ono.hyogo.jp/photolib/cmusr1041/4081.pdf

「小野市いじめ等防止条例のあらまし」:http://www.city.ono.hyogo.jp/photolib/cmusr1041/4217.pdf


小野市ではこれにあわせて、「小野市いじめ等追放都市宣言」を行い、市全体でいじめを追放しようと

いう動きもあります。


学校現場でも、会社等でも、いじめに対しての意識が変わってきているようです。




今回の取り組み、小野市がいじめが多く、問題になって始まったのではなく、

先手をうった取り組みとして始めたもの。


小野市の蓬莱市長は、行政に経営感覚を取り入れて行政運営をされているようで、

行政経営戦略として

    ①顧客満足度志向  ②成果主義 ③オンリーワン ④先手管理

の4つの柱を掲げ、たいへん斬新で思い切った行政運営をされています。


市役所の職員にも成果主義を取り入れ、仕事にやりがいをもたせ、結果を重視した政策を行っています。



今回の条例は、ヒューマンライフグループというグループが担当して作っており、

このグループには、月1回程度の割合で、福祉課、高齢介護課、子育て支援課、学校教育課

などからそれそれ担当者がでて、会議を重ねているようです。


小野市の取り組みには、この条例だけでなく、大変参考になるものがたくさんありました。

人口5万人規模の市であればこそ出来ると取り組みもあるかもしれませんが、

その理念や考え方、発想は姫路でも取り入れられるものがたくさんあると感じました。


1歩前へ進む勇気をもって現状をさらに良くできるように考えていきたいと思います。