AKBの北原里英が「AKB48SHOW!」のたかみなの説教部屋に出演し、
AKBに関する胸の内を吐露しました。
参照記事
『北原里英「昔のAKBとは変わった。昔のAKBに戻りたい」きたりえが涙を流す』
AKB運営陣によるプロパガンダである「AKBドキュメンタリー映画」よりも
現在のAKBを映し出していたと個人的には強く思います。
番組では、きたりえとたかみなが慎重に言葉を選びながら会話していました。
彼女らが言いたい事は何となく理解できます。
「自分たちのブレイクをただ駆け抜け、
大切なものを大切にしなかったAKBは、
享楽的に過ごした自分たちの過去に復讐され、
組織に闇が浸食していく」
これが現在のAKBです。
超人気選抜メンバー+1期から6期のメンバー達は、
「時代を超えて受け継いでいくべき必要な事」と
「時流に合わせて柔軟に対応していくべき事」を明確にし、
AKBという組織内に文化・習慣として根付かせることが
出来なかったという事が今になって証明されていると言えます。
大切なものを共通認識として維持しなかったことが、
悪しき形となって今に具現化・顕在化しています。
また運営がそれらの必要で重要な事を軽視し、
収益の最大化+運営上層部の欲望の具現化を優先させたことも大きな要因です。
具体的に何を大切なものとして維持しなかったかと言うと、
それは、舞台に立つ者に必要な心構え、AKBとして活動する意義、
表現者としての精神や信条、劇場公演やチームの必要性、
チームワークの重要性、全力を出し切ることの大切さなどです。
メンバーは「小手先の技術でも目立てば勝ち」と考えていることでしょう。
今のAKB(人的環境)の現状は成るべくして成ったと言えます。
秋元Pを筆頭に運営上層部は今の現状を的確に問題視することはないでしょう。
なぜならば、「時流にまかせて、出たとこ勝負」がAKBグループの信条であるからです。
また、運営方針の優先事項は、CDや物販、メディア露出による収益の最大化であるため、
表現者として必要な理念、全力で挑むことの大切さなどが各メンバーに
備わっていなくても問題視しない。運営は「たかみなが打開してくれる」と
皮算用しているかもしれない。
AKSの運営母体が享楽産業になった今でも、メンバーに大切な心的部分の改善には
取り組まないと思います。
偉大なる初期メンは道無き道を突き進み、神々しい神セブンはAKBの可能性を広めました。
しかし、彼女らはグループと各メンバーの活動に必要な信念や精神、
気構えを文化や習慣としてAKBに残すことは出来きませんでした。
厳しく言えば、本気で残そうとはしなかったと言えます。
ブレイク前で浮遊していたAKBを取り巻いていた環境が
表現する者としての精神や気構えを作り出し、
ブレイク後に有頂天になったAKBを取り巻く環境が
今日のAKBを作り出しています。
今後も出来る限り収益拡大に繋がることを最優先していくことでしょう。
組織として、人として、表現者として必要な事は後回しにして。
それがAKBグループそのものなのだから。