【復活ライブ回顧②】・ⅩⅠ。 | 柴井 太朗の洋楽かれいどすこうぷ

【復活ライブ回顧②】・ⅩⅠ。

様々な期待と不安が入り交じりながら、やがて開演の時を迎えた。

客電が落ち、バンドメンバーが各々のポジションに就く。

程無く女性アーティストがステージに現れ、満タンの拍手。

女性アーティストは先の関西ライブ同様にやはり堅さがほぐれないのか、一曲め、二曲めとやや音程のブレが感じられた。

二曲めを終えるとMCである。

女性アーティストはだいたい2~3曲ごとにMCを挟むことを通常のスタイルとしている。

客席を見て年齢層の高さに驚きながらも、自分も年を取ったなぁという自虐的ギャグ。

そしてお家芸は客いじり。

もういじるわいじるわ、目の合った客から片っ端にいじり倒すのである。

しかしながら、これに何らかのリアクションを示せないようではこの女性アーティストのライブでは“失格”なのである(笑)。

いじっていじられての2ウエイコミュニケーション、これこそがこの女性アーティストのライブの真髄だと私は常々感じているのだ。

やはり関西人の血が成せる技と言えようか。

しかしこれに慣れすぎていてもとんでもないことになる。

次なる事件は起こるべくして起こったのである。

~続く