【復活ライブ回顧】・ⅩⅠ。

特に新曲が用意されているとかのサプライズがない代わり、知ってる曲を思う存分堪能できるのもまたこういうアニバーサリーライブの楽しみでもある。

選曲は全て自分で行ったということである。

あまり極端な間隔の空いている曲はなるべく避け、割りに定番的な曲が並ぶ形である。

構想段階ではジャズスタンダードのカバーも入れるとかいう話だったが見送られていた。これは後に実現することになるのだが。

代表曲のひとつで近年はアコースティックアレンジで披露されることの多かった楽曲が今回は比較的原曲に近いポップアレンジで歌われ、これも好評であった。

約二時間のステージは感動の内にアンコールも含めてめでたくお開きとなった。

席を立とうとする我々に対して場内アナウンスが流れた。

〈サプライズプレゼント〉として椅子の裏に封筒が張り付けてあればはがして受付に持参されたし、とのこと。

私も椅子をひっくり返してみたが何もなし(苦笑)。

終了後のロビーはさながら同窓会の如くであった。

～この項・完。