【アニヲタとの遭遇】・Ⅵ。 | 柴井 太朗の洋楽かれいどすこうぷ

【アニヲタとの遭遇】・Ⅵ。

さていささか語弊のある表現ながら、アニソンライブというものは「〇〇歌合戦」なるものに似て非なりである。

いわゆる〈この人この歌〉的な構成であるために面白みには限界が伴う。

時としてカバーコーナーも設けられたりもするが、持ち歌よりここで披露したカバー曲の方が評価が高かったりすると、文字通りの「本末転倒」になってしまったりもする。

女性アーティストは二年ほど出演を続けた。
この中から同世代の女性アーティストとのユニットが生まれた話は以前にも書いた。
結果が売り上げわずか三桁というとんでもないものになったことも。

私もアニソンではこの女性アーティストの実力は充分発揮できないと考えていたので溜飲を下げる思いであった(笑)。

教員生活の比重が増えたせいもあろうがすっぱりと出演は止めてしまった。
コアファンには歓迎の色が濃かったのもまた事実である。

もちろん積極的に以前から取り組んでいたなら違う評価も生まれたであろうが、曲で売れたくないという女性アーティストのわがままの成せるワザであろうか(笑)。

~続く