見に行ってきました…!!
カンタレラ…!
今昨日もらったCDを聞きながら打ってます♪
いろんな人の歌をじっくり聞けていいですねwサンドリヨンとパラジも聞きたくなってしまいます。
…もう公演を見に行くお金は捻出できませんが…><。
もう一回見に行きたい!と切実に思いました。
先に見にいかれたお姉様たちの感想で期待を膨らませていったら、それ以上の素敵な舞台で本当にしびれました…
衣装はまだ若干残念ですが、歌も演技も両方があるって素晴らしいですね…
久しぶりに米っ友のお姉様たちともお会いできて、とても嬉しかったです。
構ってくださってありがとうございました。
生兼ちゃんも頑張って堪能しました!
…いつもなら、たとえ兼ちゃんがかげにいても、意識しなくても兼ちゃんばかり追いかけているのですが、今回はあまりにまぶしい方が何人もいて、思わず目が引きずられて、行ったり来たりしてました…
やっぱり一つの舞台は2回以上みたいですね…切実に。
以下今回の舞台の概要?と感想、トークショーです。
いつも通りのアバウト&視線偏り気味の感想ですし、ネタバレになってしまうので、それでもいいよ、という方は下へお願いします。(場面が抜けてたらごめんなさい…!)
前回とは始めから違ってましたね。
明るい感じの始まりではなく、仮面の男(悪魔?中身は直也さんだと…)と赤いドレスを着た無表情の女の人。
人形のように操られ、政治に使われ、捨てられていく女たち…
本当にそんな感じに無表情のまま操られる女性。
(「15C~」の「じゅう」の前でちょっと声がおかしくなった感じがしたのですが…そこはのちのちのトークショーでw)
芸術の美しさと政治の醜さが混じった時代なんだな~という感じの話をして話が始まります。
ルクレツィアの部屋。
舞踏会の用意をしているルクレツィアはお兄様大好きっこ。
お兄さんに一番に舞踏会で踊ってもらうの~♪と歌を歌って、侍従のローザがその後ろであたふたと用意。
(風と共に去りぬのスカーレットオハラみたいな感じで)
そこにお兄様チェーザレ登場
綺麗に飾ったルクレツィアに目を見張り、どんな男もお前の前には形無しだ、というようなことを。
お兄様も?というルクレツィアの質問には応えずはぐらかし。
(←この辺りが前と違いますよね…。両思いだけども、良識あるお兄様の方が妹のためにも何も言わない辺りが優しくて冷たい感じで。)
応えないけど、腕を差し出して、二人で舞踏会へ。
舞踏会の会場にはホアンもすでにいます。
なんとなく、表情がこわばってるホアン。
(ここも違いますよね…いつもふわふわしてるのではなくて、キャラクターとして、出来るお兄さん、美しい妹に挟まれた気の毒な人みたいな感じで。愛されてるけど期待されない、自分をしっかりと見てもらえない悲しさを持って、兄に対する劣等感と憧れから卑屈な感じになってるような…)
ジョヴァンニが登場。
ボルジアに対し、丁寧な挨拶をするジョバンニに、堅苦しくなくていい、と笑っていうチェーザレ。
フィレンツェの有力者であり、親友で信頼できるジョヴァンニに、ルクレツィアを嫁がせてはとボルジアに提案する。
チェーザレに恋い焦がれ、踊ってもらう気でいたルクレツィアは言葉をなくすが、自分に好意的な兄の友人であるジョヴァンニと踊る。
…ジョヴァンニとルクレツィアのダンスとサヴォナローラの登場のどっちが先か忘れてしまいました…
すみません…
そして実はホアンもルクレツィアに会わせたい人が…というところもどこに入っていたのか忘れてしまいました…。
フィレンツェを追放されたメディチが有力者??というようなことをいいながら直也サヴォ様登場w
むっとした様子のジョヴァンニを放置して、ボルジアとチェーザレに挨拶するサヴォ様。
招待はされてないが神出鬼没だから、現れるらしいです。
そして招待されて無くても入れるのは、権力者だからなんですね…きっと。
あまりよろしくない空気にさっさと退場するサヴォ様。とりあえず最初に戦う相手に挨拶をかます感じ?
(彼がいなくなった後…だったのですかね…?二人のダンスは…)
チェーザレとサヴォナローラの話…もどの辺りか忘れてしまいました。
取り込もうとして失敗するくだりです。
己の権力のために、ありとあらゆる手段をもって、多くの人を消してきた一族にはそれ相応の報い:天罰が…というようなところから、前の時はサヴォ様の降臨に使われた曲を熱唱。
ヨウスケさんのサヴォ様も好きでしたが、直也さんのサヴォ様もまた素敵でした…!
ヨウスケさんは格好良さも含めた愛すべき悪役でしたが、直也さんは格好いいのですがどす黒い悪魔的な感じがよりにじみでて、無表情のクラウディアも出ている歌や話の辺りとかおぉ…って感じでした。
直也さんの声もいいですね~
表情や指がたまらないです…!
場面が変わって、ルクレツィアを尋ねるジョヴァンニ。
ルクレツィアがサヴォナローラの非礼を詫びる。
ジョヴァンニは婚約の話について、ルクレツィアを尋ねた。
ジョヴァンニがまた、前よりもさらに出来た人になっていて、ルクレツィアは好きだけど、チェーザレも大切だから、二人の思いが見えている彼は、ルクレツィアの心がこちらに向くまで…といって、無理に結婚を勧めず、ルクレツィアの意志を尊重して、それまでは友として、お付き合いさせてください、という感じでルクレツィアの心を開きました。
チェーザレとルクレツィアの二人を大切にしている感じで。
一方サヴォ様から命をうけたクラウディア。
歩いてくるクラウディアとすれ違う侍従ローザ。
身長高いなぁ…と思ってクラウディアさんを見ていましたが…
ローザ「足長っ!!!」
wwww
まさかこんなところで笑うことになるとは思いませんでした。
あの侍従さん、いい役ですねv
クラウディアとホアンはすでに知り合いという設定でした。
町で踊り子だったクラウディアをホアンが見初めて、お屋敷に仕えさせるようにしたと。
命のために、ホアンをたぶらかした?クラウディア、初めて自分をまっすぐ見てくれる人を見つけた、という感じで恋するホアン。
それぞれの真意とうわべの表情の中で歌。
ホアンがクラウディアに惚れたきっかけが母親似の横顔と聞いて、表情がこわばるクラウディア。
一体何が…?と思ったらそれはこのあとですぐわかりました、がそれは置いておいて。
そんな感じにいちゃこらしていたら、たまたま通りがかったローザとルクレツィア。
ルクレツィアにあそこをごらんなまし、ってお嬢様に何をさせてるの侍従ww
私はずっと一人なのに!なにあそこ、あんなにいちゃこらしちゃって!!若い入りたての新人が!!!…みたいな感じのローザをまぁまぁ…とルクレツィアがなだめつつ退場。
好きな人に好きって言って、いちゃこらできるのがどれだけ幸せか、ってことですよね…
兄の部屋を尋ねるルクレツィア。
チェーザレが帰ってきていないのをいいことに、何かいたずらを仕掛けてやろうと考えている。
そこに物音がして、慌てて隠れるルクレツィア。
入ってきたのはチェーザレではなく、クラウディア。
あの人誰?みたいな感じで見ていると怪しげな様子のクラウディアがチェーザレの寝台へ。
そこに帰ってくるチェーザレ。
なんでここにお前が!?と驚くチェーザレに、ホアンによって、ここで働くことになったというクラウディア。
クラウディアは自分を捨てたチェーザレの真意を聞きに来た。
最後になるとは知らずに、会った日、私のことを少しでも愛している?って聞いたら、チェーザレが「横顔だけ」と応えたことにショックを受けたと話す。
そしてもう一度、自分を愛しているか?と問うクラウディアに対して、チェーザレは自分は誰も愛さない、論外という感じであしらい、さっさと出て行くように命ずる。
自分を少しでも愛してくれたら、殺さずにすんだのに…とナイフを取り出すクラウディア。
12時までは部屋を出るわけにはいかない(ここはよくわからない台詞でした。歌のためなんですかね…?)といって、サンドリヨン。
前と違って安心して聞けました。
あの曲自体は歌うのが結構大変ですものね…あのような方々でないと苦しい曲が多いですよね。
最初の「Ah~」というところは、ルクレツィアが。
あの人はソプラノの方なんですかね…?
綺麗にちゃんと全身から響かせた声が出る人だなぁ…と思って見ていました。
しばらく歌の中でごたごたしている時に、ルクレツィアが悲しげに壁の影から見ているのに気づいて、チェーザレがルクレツィアをかばうような(クラウディアの視線から遮るような)シーンがあったのが気になりました…
歌が終わった辺りで、控えていたミゲルに後ろから殺させるチェーザレ。
思いっきり目の当たりにしてしまったルクレツィアに見せまいとするが、事切れる前のクラウディアがゆらりと頭を上げて
「あなたが…ルクレツィア…。あなたは…私と…同じ……」というようなことを言ってぱたりと落ちる
死ぬ前の最後の苦しみ…?
さすがに衝撃が強すぎて悲鳴を上げたルクレツィアに見せまいとするチェーザレ。
そこにたまたまチェーザレの部屋を尋ねてきたホアン。
愛する人の惨状を目にして、動転。
クラウディアが最後に何か言い残していたような気がしたのですが…忘れました…すみません…><。
なんでこんなことに…というホアンに、その女が自分の命を狙ってきた。こいつを屋敷にいれたのはお前だそうだな?というようなことを問うチェーザレ。
ミゲルに死体を片付けさせようとするが、自分で(頑張って)運んでいくホアン。
人が皆いなくなって、二人だけに。
まだ顔がこわばり、震えているルクレツィアに少し休むように、と心配するチェーザレ。
一方のルクレツィア、自分は護られてばかりで、愛する人の危機に動くことすら出来ないのではいけない、ボルジアの女として強くならねば、とカンタレラを思い出す。(お母様のお話)
後日、ボルジアの前にて。
チェーザレの部屋での一件について、とりあげられる。
チェーザレが自分の命を狙ってきた女を返り討ちにしただけ、と話す。
なぜそこにルクレツィアが?
お兄様とお話がしたくていたのです
さっさと逃げればよいものを…(というような)
どうしてお兄様をおいて逃げることが出来ましょうか?実際、恐怖のあまり全く足が動かなかった、というようなことを言うルクレツィア。
その場になぜホアンが?
騒ぎを聞きつけて…
血まみれだったそうだが?
それは死体を運んだからであって、自分の血ではありません!
というような感じのやり取り。
その女の素性について問われて。
自分がかつてかかわった女性である、と弟から注意をそらすチェーザレ。
恨みをかっていたと気づかなかったと?と注意するボルジア。
自分たちはつねに命を狙われていることを自覚しろ、というような感じの話があったような…
ボルジアがいなくなって、三人で。
ホアンに、自分がかばったから良い物を…というように、引き入れたのはホアンということで、気をつけろ、と注意するチェーザレ。
頼んでない!と反抗するホアン。
何も殺すことはなかったじゃないか!
裏切り者は許さない。
二人の間でそれぞれを止めようとするルクレツィア。
大切な人を失ったのだ、ということがわかるホアンに対して、クラウディアのために祈りましょう、私も祈りますというようなことを言う。
クラウディアのために祈るよ、と残して立ち去るホアン。
フェルナンドの屋敷にて
サヴォ様と話しているフェルナンド。
(ヤスカさんの髭姿というのは初めて見たので、また、あのカボチャパンツ?と短いマントといういでたちも珍しくて最初に見たときはびっくりしましたが、すぐに役にひかれてきにならなくなりました)
ホアンが来る時間とのことで、一旦引っ込むサヴォ様。
ホアンとフェルナンドは前から交流があり、貿易を行っていた。
いつまでも答えのないルクレツィアに対する結婚の申し込みはどうなったんだ?と迫るフェルナンド。
まさか他の人間との婚儀が進んでいるのではあるまいな?と聞かれて、滅相もない…!と焦るホアン。
それはまた今度にして、今日も楽しく貿易の話をしようか、とフェルナンドがとりあえず追求をやめる。
そして会わせたい人がいる、と言って訝しげなホアンには構わず、サヴォ様を招き入れる。
どうしてここに…!!?というようすのホアン。(ここで二人が繋がっている!二人とも敵!!とならないのがホアンのホアンたるところなんでしょうね…)
すでにお知り合いでしたか?というフェルナンドに、この間の舞踏会でというサヴォ様。
サヴォ様はルクレツィアを見ているので、それに加えて、ジョヴァンニとの婚約の話を。
ジョヴァンニとの結婚もでもそんなに進んでない様子…という話に、
それはジョヴァンニ殿の容姿に問題が?というようなことから…
そうですね…
自分の目の高さに手を持ってきて「フェルナンド殿」
少し下に持ってきて「私」
足下に手を伸ばして「ジョヴァンニ殿」
…って感じですかね~w
といようなことをwww
思わず大笑いしてしまいましたwww
ひどいww
そしてクラウディアが屋敷で殺された話を出して(クラウディアはサヴォ様の教会の敬虔な信者ということになってました)、なんであのようなこが殺されたのかわからない…!
チェーザレは人の命をゴミのように扱う恐ろしい男だ
妹すら政治の道具にしようとしている!
というような感じでホアンを次第に追い詰め、チェーザレを殺して、ホアンがボルジアを次げば、恐ろしい男が権力を握ることも、妹が政治の道具にされることもない、というように考えさせ、ホアンにジクロロベンゼンを塗った短剣?を渡す。
(クラウディアのとはまた違った、綺麗な、クロスに近い形の細身の短剣でしたね)
パラジクロロベンゼン
おのりゅーのパラジクロロベンゼン、素敵でした。
サヴォ様とフェルナンドも、ホアンを追い詰め、操ろうとする感じが良く現れた感じの迫力のある歌でした。
悩みつつ、フェルナンドの屋敷を後にするホアン。
この間の一件に巻き込んだことを反省しつつ、ルクレツィアの心配をするチェーザレ。
もう護られているだけではいけない、私もボルジアのために働きたい…!とカンタレラの話をするルクレツィア。
お前の手を汚すわけには…、お前を汚すわけには…とためらうチェーザレ。
この中のどこかだったと思うのですが…ホアンがチェーザレの命を狙っている、と話がミゲルから舞い込みます
自分とボルジアを護るために、裏切り者を排除することを決意するチェーザレ。
自分の命を狙っているものがいることを伝え、カンタレラを借りる。
短剣を持ち、チェーザレを尋ねるホアン。
その表情は暗く、空気が重い…
兄弟が尋ねてきたというのに、ぎこちなく、重く、険悪な空気
ワインにカンタレラを混ぜて飲ませるため、あらかじめカンタレラの入っているグラスとそうでないグラスが後ろの書き机に並んでいる。
兄さんにこの間言われたことを考えて、自分も兄さんと同じようにすることにしたよ、と話すホアン。
そうか、ではお前の新しい決意?(古いお前から新しいお前の…みたいなことを言っていたような)を祝して
ワインを注いだカンタレラ入りのグラスをホアンに渡すチェーザレ。
飲み干してすぐに、体調が急変するホアン。
後ろで、ホアンを操っていた悪魔が同じようにうめいて倒れる。
短剣を取り落とし、倒れる。
自分を殺そうとした度胸を認めてやる、とチェーザレに言われて、
やっとほめてくれた…と言い残して死ぬホアン。
このシーンがとても印象的でした。
今回どのキャラも前よりずっとしっかりとキャラクターが出来ているなぁ…と思っていたのですが、ホアンが一番その印象が強くて、最期の一言が「あぁ…」という感じで、すごくしみました。
ミゲルが持ってきた黒い布に遮られて(男性一人で男性を運ぶのはなかなか難しいのですね…^^;)ホアンがはけます。w
ホアンのお葬式。
なぜホアンが…?
まさか…カンタレラ…??と動揺するルクレツィア。
そこに尋ねてくるフェルナンド。
チェーザレが葬式への参列に礼を述べ、ところであなたは…?と問うと、生前、香辛料などの取引をしていて、このような場でなんですが、ルクレツィアへの結婚の申し込みもホアンを介してしていた、と話す。
スペインの権力者という大きな駒を止めるために、考えておく、というロドリゴ。
チェーザレも相手の権力の大きさに考慮する。
余裕のフェルナンド、ジョヴァンニを見下した感じで。
フェルナンドがはけた後、ホアンの死にショックを受けているだろうルクレツィアをロドリゴは心配するが、自分はボルジアの女として強くありたい、役に立ちたいというルクレツィアを見て、早く休ませるようにとローザに命ずる。
フェルナンドとジョヴァンニ。
互いにルクレツィアを巡り争う中の二人。
フェルナンドが権力目当てであり、駆け引きをしていることを察している(と思います…多分。今回の彼なら)ジョヴァンニはルクレツィアは一筋縄ではいかない女性ですよ、というようなことを言う。
権力の衰えが顕著であるボルジア家にとって、スペインの大権力者からの求婚は断る理由がないことを知っているジョヴァンニ、チェーザレに自分に遠慮しなくていい、と自ら告げる。
(チェーザレとジョヴァンニの中が、より深く、わかり合った、親友という感じになっていますね。お互いを?(チェーザレからの思いは最後にならないとわかりませんが)思い合っているんだなぁ…と思いました)
チェーザレとジョヴァンニの友情の歌は歌詞はそのままだったのですが、メロディーがちょっと違っていました。
前のメロディーのさび?の一番盛り上がるところがすごく好きだったので、ちょっと残念です…。
ホアンの死からあらゆる事が狂い出す。
(ちょっと順番があやふやです…ごめんなさい…)
サヴォ様があっちこっちで手引きをして、ボルジア家を陥れようとする。
・ロドリゴにサヴォ様が内密に会う。
ホアンを殺した犯人はチェーザレである、と告げ、自らの野心のために次はあなたを殺すかもしれない、とロドリゴの不安をかき立てる。
ホアンは川で溺れ死んだのでは?というロドリゴに、口を見ましたか?毒を吐いた後が…と言って、ロドリゴはカンタレラでホアンが殺されたと考える。
ローザを呼ぶロドリゴ。
ロドリゴの部屋からサヴォ様が出てくるのを見ているミゲル。
それを聞いて、本来敵であるサヴォ様の言葉に惑わされるほど父親の判断力が鈍ったのかと愕然とし、ボルジアを守るため、父をも排除することを決意するチェーザレ。
・ルクレツィアを手に入れようとするフェルナンド。
本気で嫌っているルクレツィア。
しつこく絡みつくフェルナンドに、
「同じ事をお兄様になさるといいわ」
(↑……おぉ…と思わず思いました ^^:)
権力をちらつかせ、ボルジアの家を破滅させると脅すフェルナンド。
「チェーザレを盲信するな」
そこにジョヴァンニが。
会う約束をしていた、とでっちあげて、フェルナンドがとりあえず退却。
なんでそんなウソを…と言いつつ、ルクレツィアの様子がおかしいことに気づくジョヴァンニ。
ルクレツィア、フェルナンドに触られた腕を、嫌悪感をおさえるようにこする。
屋敷の中でのごたごたをしってるジョヴァンニはルクレツィアの返事を待っている間にさらに、ルクレツィア、チェーザレどちらにも良くない方向に話が進んでいることを憂い、ルクレツィアを心配する。
ルクレツィアの中の揺らぎを察知してか、チェーザレと会って話しているかを問う。
会っていないと聞いて、それでもチェーザレを信じて欲しい、と告げる。
自分がルクレツィアに待つ、と言った一方で、どうにかするつもりでいた?ということを告げて、人には表と裏の顔がある、ということを残す。
・再び、チェーザレがカンタレラを貸して欲しい、と頼みにくる。
・チェーザレを信じろ、チェーザレを盲信するな、二つの言葉の境で揺れるルクレツィア。
神に祈ることしか出来ない。
そこに現れるサヴォ様。
悪魔のささやきのように、ルクレツィアを追い詰め、思い込ませていく。
後ろで、僕と同じ道をたどってはいけない…とホアンが歌う。
チェーザレはチェーザレでない。悪魔に取り憑かれている、と。
弟殺しから父親殺しにまで手を染めようとしているというサヴォ様からの情報に加えて、その言葉によって、ルクレツィアは信じ込んでしまう。(半分狂ってた…?錯乱状態???)
(どこかのタイミングで、ホアンが持っていた短剣でチェーザレがサヴォ様を後ろから切りつけて殺していたような…)
悪魔をチェーザレから落とさなければならない。
カンタレラを使って、悪魔を殺す。
フェルナンドとの結婚を前に、兄と会える機会も減るから…とローザに言って、最後の宴の用意をさせる。
人が変わったようなルクレツィアを心から心配するチェーザレ。
チェーザレはフェルナンドを利用して、ボルジア家に再び力を取り戻した暁には、ルクレツィアを取り返すつもりでいた。そんなチェーザレの心も知らず、悪魔に取り憑かれていると信じ込んでいるルクレツィアは「悪魔」を殺すため、カンタレラをいれたワインをチェーザレに飲ませることを決意しているルクレツィア。
自分がチェーザレであることを証明するために、ルクレツィアを説得するために心を込めていった「愛している」という言葉すらも届かなかった。
チェーザレが飲まなければ、自分が飲むと宣言する。
お前を守るために、俺は…とあまりのことに衝撃を受けるチェーザレ。
ルクレツィアから毒入りの杯を奪い、慌てたルクレツィアがカンタレラの瓶を持つと、お前のいないこの世に何の意味があるのだろうか、という感じで杯を一気にあおる。
自分も使っているから、どういう風に聞いてくるのか知っているのでしょうね…
椅子に静かに笑いながら座って、本当に愛していたんだ、ただ言えなかっただけなんだ…。あの舞踏会の時、お前と踊れば良かったな…
というようなことを言いながらゆっくりと椅子に腰掛ける。
死ぬ間際の、相手のための笑顔…?
そこからカンタレラ。
踊れなかった舞踏会の代わりに、最後の舞踏会…
(二人の間の想像…?)
曲の終わりと共に、再び椅子に腰掛け、椅子から転げ落ちるように倒れるチェーザレ。
チェーザレが本心を言って、倒れて初めてチェーザレは初めから何も変わらず、自分を愛してくれていたことをやっと理解したルクレツィア。
愛した人を、愛してくれていたのに殺してしまったと悲鳴のような鳴き声。
それを聞いて、慌てて駆け込んでくるローザ。
チェーザレををカンタレラで、毒薬で殺してしまったと聞いて、それは違います…!と慌てて説明するローザ。
ロドリゴの命で、ローザが引き出しの中のカンタレラを睡眠薬とすり替えていた。
だからチェーザレは眠っているだけなのだ、と。
心臓の音を確かめるローザ。
ほら、生きていらっしゃいます!眠っているだけです。
確認して、ほっとして安堵のあまり泣き出すルクレツィア。
やがて身を起こして、自分は今から、自分を見つめ直し、再びチェーザレを向かい合うために、聖地巡礼の旅に出る、とローザに告げる。
一緒に来て欲しい、といわれて一緒について行きながら…
ローザ「今から…!?」
ルクレツィア、チェーザレへの手紙を残し、カンタレラ(もとい睡眠薬)の瓶を捨てて、去っていく。
眠りに落ちていたチェーザレ。
自室の椅子で目覚める。
俺は…死ななかったのか…?
まるで睡眠薬でも飲んだかのように眠っていたぞ、とジョヴァンニ。
ジョヴァンニはルクレツィアからの伝言を預かっていた。
巡礼の旅に行ってくると。
それを聞いて、手紙を読んだチェーザレ、ほほえんで
「あの…おてんば娘め」(じゃじゃ馬でしたっけ…?あれ…?…すみません…)
大切なことは言葉にしないと伝わらない、ということを知ったチェーザレ。
ジョヴァンニに、自分は決してジョヴァンニを裏切らないということを告げる。
ジョヴァンニも同じように信頼を返す。
ルクレツィアを追って、旅に出るジョヴァンニ。
一度死んだ身であるから、恐いものは何も無い。
みんなかかってこい、と王座に手をかけ、改めて自分のあるべき道を見直すチェーザレ。
ざんねんだ…
という感じで、転がっていたサヴォ様の体勢から、仮面の男がむくりと起き上がる。
人が生きている限り、思いの形も変わる
今はおさまっても、またいつかきっと…
そんな感じのことを言いながら、ルクレツィアがおいていった瓶を拾い上げ、中の粉を手に載せ、ふわりとまく。
エンディング。(パラジクロロベンゼン)
この歌の完成度がまた素敵でした…!!
ダンサーさんは前よりも少なかったですが、その分、二人のダンスと、歌や表情の演技が隠れず、よく見えたと思います。
最後の全員の合唱の所の音の重なりが本当に綺麗で、CDも欲しい…!と思ってしまいました。
そして…どこに入ったのか…多分、前の方だと思うのですが、ルクレツィアとチェーザレの思い出話がありました。
木に登って鳥の巣を見ようとして、落ちたルクレツィアをチェーザレが助けたという…。
前の話のとき、何度も取り上げられていた、チェーザレの胸の傷、生き残った理由にかかわる兄妹の秘密に関してはとくに出てきませんでした。
ただ、あの時も助けるつもりで出て行ったら、守れなかった…というような感じの話はありましたが。
概要だけで長くなってしまったので、トークショーの内容はまた次の記事であげます…
多分、庭仕事をこの後しなくてはならないので…夕方か…夜か…になってしまうと思います…。
いまいちなあらすじで長くなってしまってすみません。
ここまでお付き合いくださった方、ありがとうございました。