お肌の改善事例も引き続きお知らせしていきますが、化粧品に対する正しい知識も並行して情報発信していこうと思います。体系だってご覧いただくには、目次の「お肌のための知識」をご利用ください。随時追加していきます。
世の中には「効きそう、良さそう」な化粧品情報があふれています。あなたにとって素肌がたったひとつのベールであるように、素肌をキレイにするポイントもたったひとつ。
それはお肌の自然のメカニズムをきちんと知ること。
化粧品情報を皮膚生理学の観点から見直してみましょう。
SPF値 数値では測れない紫外線の恐怖
数値だけで選ばないで！
オゾン層の破壊など、地球環境の悪化が叫ばれ、クローズアップされたのが紫外線対策としてのSPF値。SPFとは、紫外線防御指数のことですが、数値だけにとらわれるのは間違いの元！
紫外線吸収剤の量を増やせば、紫外線カット数は高くなりますが、日焼け防止化粧品によく使われる「オキシベンゾン」などの合成紫外線吸収剤によるアレルギーを考えると、SPF値の高いものほど注意が必要と言えそうです。
紫外線には、老化やシミ、シワの原因となるUV-A波と、炎症や水ぶくれ（サンバーン）を引き起こすだけでなく、遺伝子を傷つけて皮膚ガンを生じさせるといわれるUV-B波があります。
しかし、SPF値はUV-B波対象のカット指数ですから、UV-A波への心配が残ります。UV-A波は波長が長く、ガラス越しでもお肌にダメージを与えますから油断できません。
ファンデーション選びは、UV-A、UV-B両波のカットはもちろん、紫外線によるお肌の乾燥も考えて、モイスチャー成分を配合した製品を選びたいものです。
