新マウント用語「お祭りソケット」「残念ソケット」
以前よりマウントに国民ソケット・二股ソケットなどと呼ばれる分岐具が取り付けられているのをたまに見かけていましたが、用途は不明でした。
このほど主にお祭りなどの際に提灯用の臨時電源を取り出すためのものであることが判明しましたのでこれを「お祭りソケット」と命名しました。見た目もなんかおめでたいし・・・
画像のような小さな神社・祠のほか、自家用マウントに取り付けられている事例もあります。
まだ提灯と一緒に写ってる写真は持っていないので、今年のお祭りシーズンにぜひ撮影したいです。
これら「国民ソケット」等は大正~昭和初期に、天井の電灯線から他の電気器具の電源を取るために作られたものですが、なんと今も現役商品であり、パナソニック公式サイトの商品紹介にも載っていますし、ネット通販やホームセンターでも普通に買えます。
ソケットの色はもうかなり前から黒でしたが昔のものは茶色です。
今回の画像のものはほとんどが茶色っぽく、表面の風合いがなんか最近のものとは違う感じですので、相当な年代物の可能性があります。
国民ソケット(パナソニックの商品紹介ページ)
http://panasonic.jp/tap/p-db/category/socket/lineup.html?pageNo=2
国民ソケット(ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%9B%BD%E6%B0%91%E3%82%BD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88
二股ソケット(ウィキペディア)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E4%BA%8C%E8%82%A1%E3%82%BD%E3%82%B1%E3%83%83%E3%83%88
セパラボディ(電球用ソケットに差し込んでコンセントとして使用する電気配線器具 )
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BB%E3%83%91%E3%83%A9%E3%83%9C%E3%83%87%E3%82%A3
お祭りソケット
全てマウントの聖地長野県・岡谷市で撮影。こんなのが徒歩約一時間圏内にごろごろ存在しているのですから、さすがマウントの聖地です。
電球の右下に、ソケット付属のスイッチの紐が垂れ下がっています。
分岐側は元々は電球用ソケットですが、変換プラグ(セパラボディ )が差し込まれています。
スイッチの有無や分岐側の形態(電球ソケット、コンセント、ソケットに更にコンセント変換具を取り付けてあるものなど)は何種類かあります。
残念ソケット
貴重なマウントが残っているのに電球が装着されておらず、完全にコンセント代わりにされてしまっている例。
ソケットは同類でも「お祭りソケット」とは呼べません!全然めでたくないし・・・
これは「残念ソケット」とします。
電球をはずし、ソケット類を介しセパラボディ装着。