長爪恐竜テリジノサウルス類の化石、兵庫で発見
読売新聞 3月30日(水)22時9分配信


 兵庫県立人と自然の博物館(三田市)は30日、同県丹波市の白亜紀前期の地層「篠山層群下部層」(1億1000万~1億年前)から、長い爪が特徴の恐竜「テリジノサウルス類」の歯の化石を発見したと発表した。

 1991年に熊本県御船町で発見されて以来、国内では2例目。同館は「世界でも発見例の少ない謎の多い恐竜。生態を探る上で貴重だ」としている。

 見つかった歯は長さ7ミリ。テリジノサウルス類は後ろ脚2本で歩く肉食の「獣脚類」に分類されるが、歯の形から植物を食べて生活していたとされる。体長3、4メートルと推測される。

 発掘調査に参加していた地元の恐竜愛好家の酒井将瑞(まさよし)さん(75)が1月下旬に発見。酒井さんは「石を割った瞬間、すごいと思った。ロマンに浸れました」と喜んでいた。

 この地層では、国内最大級の草食恐竜「丹波竜」や肉食恐竜「ティラノサウルス類」などが見つかっており、7種類目となった。








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