さだめ |   僕は天使じゃないけれど 

  僕は天使じゃないけれど 

ダウン症&ヒルシュスプルング病を生まれ持ったハヤ(11歳)と、天邪鬼ハヤママの、正直なブログです。

ごめんね。
健常児に、産んであげられなくて、ごめんね。

なんとなく
健常児に産んであげることができたはずなのに
ダウン症児で、合併症まで持たせて
産んでしまったと、思っていた。
ウンチもできない身体に産んでしまった、と
私が悪い、と思っていた。


でも、ハヤの魂に
健常児の身体を与えて
産むことができたはずだ、なんて
誰にも、わからない。

ハヤの魂は
ダウン症の身でないと
この世に生を受けられない宿命を
背負っていたのかもしれない。

ハヤは
ダウン症でないと生まれることができなかった。
なのに
この医学が進んだ時代の
私、を母親に選んだ。

このバカな母親に
産むことを拒絶されてしまうかもしれないのに
大好きな家族に
愛してもらえないかもしれないのに
私なんていうヤツを、選んだ。
どうして私を選んだのか、と
責められるかもしれないのに
それでも、私を選んだ。

そして
生まれてきたハヤは
こんなに小さいのに
沢山のありがとう、と
嬉しい、と
幸せ、の気持ちを持って
頑張って生きている。

不満や欲ばかり言っている親よりも
ずっと、おりこうさんに
一生懸命、生きている。

ダウン症じゃないハヤなんて
はじめから、いない。
神様が決めた運命なんて
誰にも、わからない。

一般的、というレールが敷かれ
人の優劣を測るものさしがあるような
この社会が
すっかり忘れてしまったような
キラリと光る純真な毎日を
こっそり、一緒に生きていこう。

みんなには内緒で
一番あたたかくて幸せな時間を
家族と
ハヤを大切に想ってくれる全ての人達と
一緒に生きていこう。

私を選んでくれて
ありがとう、ハヤ。
ずっと、一緒だよ。