新巴110線 海底隧道收費廣場→筲箕灣巴士總站の続きです。
筲箕灣に到着後、すぐに次のバスに乗り換えます。
筲箕灣からは安達行きの613線に乗車します。613線は筲箕灣から北角などを経由した後、東區海底隧道(東側海底トンネル)を通り、九龍側の油塘、藍田、安達といったエリアへ向かいます。
2017年4月18日に運行を開始したばかりの新路線で、香港島へ乗り入れる路線ながら九巴の単独運行となっています。
運行を開始して間もないこともあり、バスの車体やバス停には大々的に広告が貼られていました。
車両は当路線用に新車のDennis製のE500が投入されています。全車が12m車となっています。
車内は九巴ではおなじみのモケットを採用したハイバックシートが並びます。
バスは筲箕灣を出るとすぐに電車(トラム)の走る通りへ。しばらく下道走行が続きます。
西灣河などを通り、電車を抜いたり抜かれたりしながら進んでいきます。
613線は九巴の単独運行であるため、各バス停には613線のみの九巴のバス停が立てられました。
(共同運行路線は香港島内では新巴、城巴のポールを共用しています)
途中バス停からも乗車は続き、最終的には窓側が埋まる程度の乗車率になりました。
北角エリアまで来るとひとつ山側の細道を少しだけ走行。裏路地のような場所を大きな二階建てバスで進みます。
その後、海側へ進路を変え、北角のバスターミナルのそばから東區走廊(高速道路)へ入ります。
東區走廊を少し走行すると、すぐに東區海底隧道(東側海底トンネル)へと入ります。
トンネルを出て料金所を通過すると東區海底隧道バス停に停車。ここは東側海底トンネルを通るバスの乗り換え拠点として機能しているバス停で、こちらで613線から將軍澳や觀塘方面のバスに乗り継ぐと乗り継ぎ割引を受けることができます。
トンネルの先はもう一般道となり、ここからは下道経由で安達を目指します。
しばらくはMTR觀塘線のそばを通り、油塘邨(MTR油塘駅)などに停車します。
MTR觀塘線から離れると今度は山登りがスタート。この道も沢山のバスが行き来していました。
油塘や藍田エリアはマンションや学校などが立ち並んでおり、香港のベッドタウンとなっています。
正面に見える安達のマンション群を目指してバスは更に山登りをしていきます。
安達エリアは最近になって開発されたのか、道はかなり整備されており、ラウンドアバウトなども広く取られているのでバスが走りやすい環境になっています。安達エリアでもいくつかのバス停に停車しながら終点の安達總站を目指します。
そして筲箕灣から50分程度の所要時間で終点の安達總站に到着。
そばに大きな商業ビルがあるためか、終点まで乗車する乗客が比較的多かったように思いました。
※現在613線は安泰(西)まで路線が延長されています。