神戸市立王子動物園(神戸市灘区)で飼育中の2頭のジャイアントパンダについて、同市が借り入れ先の中国と交渉し、9日にも5年間の期間延長で合意する見通しであることが分かった。現在、中国側に年間50万ドルを寄付することなどで最終協議に入っているという。

 矢田立郎市長が明らかにした。同園は、中国と共同飼育繁殖研究を行うとの目的で平成12年からパンダを借り入れており、現在はオスの興興(コウコウ、14歳)とメスの旦旦(タンタン、14歳)の2頭を飼育。7月いっぱいで研究期間が満了する予定だった。

 借り入れは、阪神大震災で被災した神戸市民を元気づけたいとの目的もあり、多くの来場者を喜ばせた。一方、2頭の間では自然交配や人工授精が行われ、20年8月に出産したものの、赤ちゃんは数日で死亡しており、矢田市長は「2世の誕生を心待ちにしている」と話した。

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