避難所生活における感染症予防のポイント 2011年06月28日

避難所生活も３か月を超えました。余震もまだ続いています。
被災者の皆さんは、疲れも溜まっていることと思います。
暑くなって、体調を崩されている方もいらっしゃるかもしれません。

このサイトは､避難所や在宅で避難生活を行っている皆さんが､感染症から身を守るための｢知恵｣､｢コツ｣について､タイムリーにお知らせしていこうというサイトです｡

各種のお役立ち情報を提供しておりますので御活用ください｡

【参考】避難所サーベイランス(DSOD)
岩手県では､避難所における感染症等の集団発生を防止するため､岩手医科大学附属病院感染症対策室､岩手県医療局(県立病院)及び防衛医学研究ｾﾝﾀｰ(防衛医科大学校)の御協力の下､サーベイランス(発生動向調査)を実施しています｡

避難所サーベイランスDSOC:Daily Surveillance for Outbreak Detectingは､施設又は避難所における各種疾患の発生状況を継続的にﾓﾆﾀﾘﾝｸﾞすることにより､医療ニーズの把握､各種対策の評価のために行うものです｡避難所ごとのデータを確認するためには､Google アカウントを取得のうえ登録が必要です｡

【感染症予防情報】(添付ファイル)
岩手県災害対策本部を通じ､全県の避難所に掲示されております｡

【感染症予防のための8か条(ポスター)】
画像と同じものがもうすぐ発送となる見込みです｡A2判｡

【平成23年6月24日現在の感染症等の情報】
★ インフルエンザに関しては､県全体として落ち着いた状況が続いています｡ (詳細については､関連ﾘﾝｸ2&3参照｡)

★ 一方､釜石地区において､先週に引き続き手足口病の報告が多く寄せられています｡
子どもに多く発生する夏風邪の一種とされ､岩手県では毎年8月頃をピークとする流行となっています｡
飛沫又は接触により感染します｡予防にはマスク､咳チケット等に加え､手洗い(手指消毒)が大切です｡

★ 県内でも腸管出血性大腸菌(O157)感染症の患者が､10例以上発生しています｡
被災地での発生例は少ないですが､念のため流水と石けんによる手洗い､また､調理時にしっかりと加熱することが大切です｡

★ 被災地の一部でハエが多く発生し､腐敗した魚の悪臭もひどい状況です｡
しかし､国立感染症研究所(感染症情報センター)の報告によれば､現段階で感染症(消化器感染症)発生のリスクは必ずしも高くない(中程度)とされています｡
国立感染症研究所では､実際に専門家が被災地を訪問して調査しています｡

被災地･避難所の感染症対策における衛生昆虫の問題点

根本的な解決のためには､腐敗した魚(災害廃棄物)の撤去が必要ですが､現在その作業やウジ等の殺虫･消毒作業についても､市町村､県､関係団体が協力し懸命に行っておりますので､今しばらくお待ちください｡

電話: 019-629-5472
FAX: 019-626-0837
E-Mail: AD0002@pref.iwate.jp
医療推進課感染症担当

関連情報リンク
被災されたみなさまへ（H23.3.28公表）
2010-11インフルエンザ　学校等休業措置一覧＆マップ
岩手県感染症情報センター

岩手県公式ホームページより転記

[関連記事]
避難所生活における感染症予防のポイント 2011年06月17日

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復旧担当者・被災者向け気象支援資料（岩手県大槌町）

気象庁　気象警報・注意報 : 岩手県

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哲さんはお母様思いの優しい方です。大槌町赤浜に支局があり【支局便り】が不定期にあります。