私は1995~1996年に韓国留学した世代なので、
韓流という言葉が生まれた初期から今までずっと眺めてるわけですが、
最初は誰もが一過性のものだと思った韓流が、気づけばジャンルを乗り換えながら
さらに世代交代までして今現在も別の姿で支持されているということは
喜ばしくもあり、また驚きでもあります。
韓流初期、韓ドラみ夢中だった40~50代女性たちの娘世代もまた、
韓国に魅了されているわけです。
でも『韓ドラ』ではありませんよ。数年前からK-POP人気で音楽中心に
若いファンが急増しましたが、もはやK-POPだけではなく、ファッションやメイクなど、
韓国ガールのトレンドアイテムが日本でも高評価され、高井香子さんのような
時代の寵児、インフルエンサーたちがこぞって韓国を紹介するようになりましたね。
私も留学時代は韓国ガールを先取りして、90年代コリアファッションバリバリで
さらに、流行りの厚化粧でソウルで遊んでましたけど…早すぎたな(←おバカね)
↑韓国トレンドライターとして活動の場を広げる高井香子さん
よくよく考えて見たら、すごいことです。一部の熱烈ファンの間でのみ、
もてはやされていた韓流は過去の話。
その後、若い世代はSNSやインスタグラムで韓国のトレンドやブームを矢継ぎ早に紹介。
それが拡散されたことで韓国好きな若者が増殖したわけですよね。
このブーム、やはりSNSが大きな役割を果たしています。
なので私は、つまり若者たちの韓国ブームはSNS上で完結しているのでは?と、
業界の一端を担う者として、あまり期待せずに静観していたのですが・・・・
少し調べてみたら、東京に韓国ファッションの実店舗がたくさんある!
ラフォーレ原宿のB0.5F⇒セレクトショップ『KONVINI(コンビニ)』
下北沢のセレクトショップ『Inc(インク)』
裏原宿『(me)(ミー)』
高円寺『J으AH(ジョア)』
中目黒『Hello UFO(ハローユーフォー)』
などなど
そして、こう思いましたよ。
SNSを飛び出して、いよいよリアルコリアが日本にやってきたなと。
これはブームが根付いた証拠か?
もはや「韓流」という名では収まりません。
日本に「リアコリ(リアルコリア)」の時代が来たのかもしれませんね。