はっちゃんの過去話 | *龍とのご縁紡ぎ*

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ユカリさんのブログには毎回大笑いさせてもらってます(・ω・)/


こちらの記事GO大陸龍と日本龍の違い

へええそういうのあるんだ~うさぎ


龍にもいろいろあるよなぁと思っていたところにこの記事だったので、

大陸龍と日本龍seiわくわくなのです。



で、うちのはっちゃんに聞いてみました。




はっちゃんはっちゃん。

大陸龍と日本龍って違うの?


人も大まかに言えば同じ種で、細かく言えば違うだろう。

それと同じ。

山や川、海で村の境が出来るようなものであって、少しずつ習慣や言葉が違ってくるようなものだ。


へー。。はっちゃんは?


大陸からやってきて、この地に定着したものだが。

ルーツも大切で、育ってきた過程も大切。

そもそもあの戦の折に役目が終わったら故郷へ帰る筈だった。

そういう約束だったんだ。


…………その戦って、あの戦?だよね。

私がいなかったら故郷へ帰れたの?


行くか?


故郷へ帰りたい?


帰ってもしょうがない。

もうあの頃とは時代が違う。

行こうと思えばすぐ行けるし、今の私にとってはそなたのいない土地に興味は無い。

そなたが行くならば行く。

特別に行きたい場所ではない。

勘違いをするな。

故郷を忘れるほど、愛しく思えたのだ。

そなたが故郷ならばそれで良い。

心が帰りたいと思う所を、故郷と呼ぶのだろう?ならば私の故郷はそなた。

捨てたのではない、選んだのだ。


…はっちゃんは、どこで生まれたの?


どこだろう、それすら忘れたといったら怒りそうだな。


ごまかさないで。



怒るな怒るな。

美しい山だ。

そう、高千穂峡のような、全てが煌めいていた山の奥底。


私は一人だった。

ゆっくりと目を開けて、そこにはただ、水音が響いていた。

鍾乳洞とでもいうのだろうか?ああいったイメージに近いかもな。

ぽたりぽたりと水が落ち、体が潤っていった。


大きく伸びをすると、思っていたより体が大きくて驚いたものだ。

あの山の麓まで続くものはなんだろうと思っていたら、自分の体の先だった。


岩や木々がしょっちゅう話しかけてくる、どこに花が芽吹いたやら今朝の朝焼けは美しかったやら。


その内に自分の体に慣れてくると飛べることに気がついた。

つま先を動かして、風を読み、雲の隙間を目がけて飛ぶことを繰り返していたら、

気分が良い。


ある時、そう、やけに静かな夜だった。

なんとなく、どこまで飛べるか試してみようという気になった。


まだ若かったんだ。そんな目をするな。


高く、高く、飛んで、雲を突き抜けて、見下ろした先には、海があった。

その先の島国が見えた。


あれはなんだ?あれはなんだ?


岩に聞いた、山に聞いた。誰も知らない。

飛んできた花の種が言う。それは人の世界、我らの与り知らぬこと。


人?あの小さきもの?


忘れた方が良い、と皆が言う。

人に関わって、どうする?人は火種を大きくする。愛も戦も。

どちらが大きくなるかは解らない。

だから、このまま、ここにいた方が良い。


本当に?何故?

何が良いかは自分が決めることだ。

行きたい行きたい、どうやったら行けるだろう?


人の世界?人の世界に関われば良い?


そうして、山に旅人を迷い込ませ、暗示をかけた。

島国、と。

目指せ目指せ、島国を。


愚かにも私を意のままに操ろうとした術者がいた。

契約、取引をしようと持ちかけられた。

島国へ連れて行く、その代わりに仕事を手伝えと。

その仕事が、そう、あの戦だ。

念願叶い、島国へ行けたが戦は辛かった。

来たことを悔やみもした。皆の忠告は正しかったと。

傷だらけになり、疲れて川のほとりに横たわっていた時、

そなたが現れた。


驚いた。

このように美しい生き物は見たことが無かった。

私に触れられる人がいることにも驚いた。

傷の手当てなど、されたことも無かった。


その時、わかったのだ。


何故あのように、島国に行きたいと願ったのか。

そなたがいたからだ。


何も声を発しないそなたは、ただ悲しみを堪えているようだった。


守りたい。

守りたい。


それだけだった。他には何も無かった。



その後のことは知っているだろう。

そなたは殺され、私は怒り狂い暴れ、その場で力尽きた。



えーと。。はっちゃんとの会話、自動書記状態です。。

びっくりした。こんな話聞いてないよ。うう

そーだったのねー


はっちゃんの過去話でした。