カシャーサにライム、砂糖、氷を加えたブラジルのカクテル“カイピリーニャ”は、曇りのない甘酸っぱい味わいが魅力です。
シュラスコはじめ肉料理との相性も抜群。
食前食中食後今日はずっとカイピリーニャなんて日があっても素晴らしいですね。
カイピリーニャには不思議な力があって飲むとなんかいいよねが集まっていつも皆が盛り上がります。
金木犀が落ち着いて、そろそろ柊の季節かな。
そうか、もうハロウィンが近いんだね。
この季節になるとやっぱり君を思い出すよ。
君と初めて出会ったのは今から20年以上前の事だったね。
君はお父さんのお仕事の関係で一家渡米し帰ってきた帰国子女の転校性だった。
僕と君は何だかとっても気が合って、すぐに仲良くなれたんだよね。
君の家に初めて遊びに行った時に見たハロウィンの飾り付けは、コミカルでエキゾチックムードで何だかとってもお洒落に感じた事を今でもよく憶えているよ。
あの頃、まだまだ僕にとってハロウィンは外国での出来事で。
どこか帰国子女の特権といった感じがしていたんだ。
クリスマスまでは許してやるけれども、ハロウィンはジャ○プにはまだ早いぜ。
そんな感じだったよね。
だけど友達の君の家では当り前に飾り付けされていて、
突然身近なイベントに感じたんだよな。
君のお母さんに頂いたハロウィンのお菓子が嬉しくって、嬉しくって、
しばらく家の机の引き出しに大事にしまっていた事が昨日の事の様に感じるよ。
そう言えば君が日本では上映されていない海外映画のビデオがあるからって家に誘ってくれた事もあったよね。
映画始まったら字幕がなくてさ。
僕ずっと窓の外のどこまでも続く蒼い空を見てたんだ。
雲一つなくてさ、とっても綺麗だったな。。
そうそう、
年末を一緒に過ごした事もあったね。
僕は思春期のせいか男の子特有の頭が変になる時期に差し掛かっていて、
一緒にカップラーメンを買いに行った時、
年越しに蕎麦食べるなんて古い。という見解を示しうどんを買ったんだけど、
結局、蕎麦を買った君のスープを僕の不注意でこぼしてしまい交換したんだよな。
年越しにうどん食べるなんて軽はずみに思ったばっかりに。。
因りによって大切な友達の君にうどんを食べさせてしまった。。
僕はなんて馬鹿だったんだ。。
今思えばどう考えても年越しは蕎麦だ。
昔から僕達の祖先はそうしてきたんだ。
なんでそんな簡単事が分からなかったんだろう。
僕が食べるべきだったうどんを君は、文句一つ言わずに食べて、
僕は何だか申し訳なくて、情けなくて、ただただ黙って汁が無くなった蕎麦を口に運んだんだ。
そう言えば君は、ある探偵アニメが大好きで、主人公が愛用してい44マグナムを一丁だけ持って友達とのサバイバルゲームによく参戦していたよね。
僕もよく君に誘って貰ったな。
でも当時のリボルバー式のエアガンは5センチの距離で当たっても痛くなくってさ。
チーム分けでは、一番強い銃を持った人、つまりお金持ちの家の子がリーダーで、ジャンケンで勝った方から順番にチームメイトを選べるシステムだったんだけど、君と、もう一人の最弱銃の座を争う南部十四年式しか持っていなかった人とがいつも最後まで残っていたよね。
僕は、たまたま貰い物の銃を改造したら威力が強くなって、それなりの地位にいる事が出来たんだけど、44マグナムにこだわり続けた君が、夕暮れの戦場で汗と泥に塗れて逃げ回っていた姿は、なんだかとても輝いていて、スローモーションに見えたな。今でも目を閉じると蘇ってくるんだよ。
あの時は、めっちゃ撃ちまくってごめんね。
今なら、今ならこんなに素直に謝れるのに。。。
だけど、だけどもう君は此処にはいない。。
君の転校が決まったあの時、僕は本当に悲しかった。
マンション住まいで犬を飼う事が出来なかった君が、
うちの犬をいつも楽しそうに散歩してくれていた。。
超楽だったな。
あの笑顔がもう見れないなんて信じたくなかった。。。
今まで色々な人とであって、別れてきたけど、
君みたいな良い奴にはもう出会えないと思うよ。
今もどこかで元気に暮らしている事を心から願っている。
僕は君を忘れない。絶対に。
マウントゲイ・エクストラ・オールドのソーダ割りで、
君との再会を願って、
乾杯!!
先日はキャンプ飲みでした。
朝晩は大分冷えていますが、外で飲むラムもやはり美味しいですね。
テントやタープ立てて、休んで、火おこして食事作って、食べて飲んで、喋って、火いじって、夜空見て、酔って、寝る。とてもシンプルで心地良いです。
自然だけは僕らに平等ですね。
ロンサカパの甘みはどこか温もりがあってこの季節によく合います。
東京の空は狭いとよく言いますが僕は、
見えなくても大丈夫。そこにそれはあるんだ。
と思いました。
世界をバラバラにしようって言われるとえーっと思います。
どちらが良いのかなんて僕みたいな不束者には解かるはずもありません。
だけど世界を色に例えると、全部混ぜたら真っ黒になってしまうから青と赤を混ぜたり、黄色と緑を混ぜたりする程度が丁度良いのかもしれないなと思いました。
僕は、「あーこれ位がきれいだなー」って感じをたくさん集められたら、山奥に引きこもって大きな犬と一緒に暮らしたいと思いました。
ふとそんな事を考えさせてくれたのは『ロン・マナカス・エクストラ・アネホ』。
以前輸入された分は、好評の為早くに完売してしまっていたのですが、この度再輸入されました。
2年熟成のジャマイカとパナマのラムをスペインでソレラシステムにて更に1年熟成させたブレンドラム。
個性的な原酒のブレンドですがごちゃごちゃしていなくて、青と赤を足した位の紫っぽいシンプルさ、でも奥深いラムです。むしろこの説明がごちゃごちゃじゃないか。
マナカス・ラム・エキストラ・アネホ
2年ぶり位でしょうか、プレミアムテキーラで有名なパトロン社が造るプレミアムラム『パイレートXOリザーブ』が輸入元バカルディ ジャパン株式会社、販売元サッポロビール株式会社で再上陸!
僕は今まで色々な事を憶えて色々な事を忘れてきましたが、あのオレンジリキュールを思わせる上品な香りだけは今まで一度たりとも忘れた事なんてありません。
あの頃のままの味わいなのでしょうか。
それとも少し大人びた味わいになっていたりするのでしょうか。
どちらにせよこの2年の間、君よりも僕の方がずっと変わってしまっていると思います。
先へ進んで行く様な元に戻っていく様な歪んだ毎日にのまれてしまい、気が付かないうちに忘れてしまった大切な何かをこのラムを飲んで少しだけでも思い出せたら良いなって思います。
パイレートXOリザーブ
2012年11月5日(月)発売開始予定!
300年以上に渡り英国海軍で続いていた船員たちへのラム配給。
その伝統が終わりを告げた1970年6月31日(ブラックトット・デー)40周年を記念してリリースされた『ブラックトッド・ロイヤル・ネイビーラム』。
英国領のガイアナ、ジャマイカ、バルバドス、トリニダード産のラムのブレンドで度数は1866年から配給用で規定されていた54.5%。
オーク樽のソレラシステムなので年数表記はされていませんが1950年代蒸留で、熟成年数60年の原酒も含まれるようです。
うーん飲んでみたい!!!
御予約締切2012年10月5日午前9時
入荷時期2012年10月下旬
詳細はコチラ⇒ 酒が好き人が好き 武蔵屋
10月23日いよいよドミニカ産ラム『ブルガル』が日本でも発売されますね。
カリブ海周辺では売上NO.1を誇り、世界では3位のお墨付きに加えて、2008年に超メジャーモルトブランド、マッカランのオーナーが買収して以降マッカランの樽管理技術が導入されたという事も有り、ラム需要の伸びている日本でも注目度抜群です。
【ブルガル・ブランコ 40% 700ml】
スッキリドライでボディもしっかりしているのでモヒート等スタンダード・カクテルをはじめフルーツを使ったカクテルにも活躍しそうです。
【ブルガル・アネホ 38% 700ml】
ブランコ同様のスッキリしたドライなボディに加えて適度なウッディーを加えた熟成感。ストレートでも愉しめますが、コーヒーのラムパンチ等にも期待大。
【ブルガル・1888 40% 700ml】
ドミニカらしいドライな口当たりに煙草、カカオ等のニュアンスを含む複雑さを持った風味。秋の夜長にゆっくりロックで愉しみたい大人向けな味わい。
甘いだけがラムじゃない。と改めてラムの味わいの幅広さに驚かされます。