国連の定めた「国際生物多様性の日」の22日、大学生ら約50人の若者が東京都渋谷区の代々木公園で、生物多様性の重要性と保全を訴えた。

 企画したのは、各地の環境NGO(非政府組織)でつくる「がけっぷちの生物多様性キャンペーン実行委員会」。さまざまな生物がいることは、食料供給や医薬品開発に不可欠だ。しかし、国連の報告書によると、約40年間で脊椎(せきつい)動物の3分の1が失われるなど、生物多様性の状態は急速に悪化している。参加者は、その原因である「乱開発」「気候変動」などと書いたパネル約50枚を掲げ、「生物多様性の損失ゼロを目指せ」と訴えた。

 実行委は今後、10月に名古屋市で開かれる国連生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)で、実効性ある国際ルールが採択されるよう、日本政府などに働きかける。【江口一】

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