第一章「世界一周自転車旅」が終わりました。 | 地球一蹴、ちゃりんこ世界一周の旅 ー Rio Cycling Around The Earth

地球一蹴、ちゃりんこ世界一周の旅 ー Rio Cycling Around The Earth

2007年3月9日より 約9年をかけて157ヶ国155,502kmを走る。
I am traveling around the world, over 157 countries on a bicycle from 2007 to 2016.

★Around The World : 3,364 days                

☆157 countries : in Nagano, Japan.     

★Distance :  512 km(Total Distance 155,502 km)

 

 

I came back to Japan!!!
I got something all over the world!
But I don’t know this one.
Perhaps I guess that I can feel and understand step by step.
I am heading for next stage.
Actually I am in Japan.
See you again in Japan, everybody!
Thanks a lots for your big hug and big smile.

 

 

9月29日に日本の地を5年半ぶりに踏み、10月9日に無事に故郷の長野にたどり着き、約8年半におよぶ自転車旅が終わりました。

「旅が終わって、どこか淋しいねっ・・・」

そう言ってくれる方々がいます。
しかし今の私にはその淋しさがないんです。
私は淋しがるべきなのでしょうか・・・?
ゴールラインを切ったと思ったら、そこにはすでに次のゴールへと向かうスタートラインが用意されていました。
「旅」という第一章は終わりましたが、「夢」は第二章へと入ったに過ぎません。
きっと淋しくないのは、「終わってない」からなんではないかと、自己分析してみました。
その日本でするべきことがあるから、今度は自転車からおりた旅が始まってるんです。

それに、きっとみなさんが私の代わりに淋しがってくれてるから、私は淋しくないんだと思います。

 

 

東京から故郷の長野県は岡谷市。
距離にして約230km。
体力のピークはとうに過ぎているはず。
それなのに、30回以上走ったこの甲州街道を、過去最高に楽に越えました。
大垂水峠、笹子峠、そして富士見の峠。
「老いは恥ではない」
その言葉の一端を知りました。
急ぎすぎていたんです。
今までは、スピードばかり求めていて、楽しむことを忘れていたんです。
普段1日半で走るこの道を、倍の時間をかけて、そのことを知りました。
きっとこれは、今後の私の人生にも大切なことを教えてくれることになると思います。
「自分の適正スピードを忘れずに」

 

 

久々の日本、かって知ったこの日本の風景にどこか客観視している自分がいます。
日本語看板や街歩く人がすべて日本“発”であること。
まるで異国に来たようです。
私は日本での生活を送りながら、今もって157カ国目の次の158カ国目の、私の中に新たに産まれた日本を旅してるんです。
新鮮な発見ばかりです。
自分のルーツを知るために、長野を出て、日本を出て、世界へ出て、そして地球を出て・・・。
世界を見れば見るほど自分のルーツを求める旅になりました。

自分のルーツを探す行為は、自分からいろんなものを消す行為。

お母さんや、仕事や健康を強制的に失うことで見えてくる。

 

 

数年ぶりに見る故郷は“変わらない”ことを選んだようでした。
この8年半、“変わる”ことばかりを考えてた私に、故郷は私に、“変わらない”良さを教えてくれました。
変わらない場所があるから帰って来れる。

「大丈夫、変わらないでいいんだから。ひとまず帰っておいで」

今はその優しさに甘んじています。
いつかその優しさをこの地に返せますように☆

 

 

しかし、さすがにこの5年半という時の波は、私をまるまる飲み込んだようです。
徐々にこの世界が日常と変わることでしょう。
そのときの気持ちもまた楽しみです。

前置きがだらだらと長くなり、アマゾン川のように蛇行しましたが、ひとまず・・・

 

「みんな、ただいま〜!!!」

 

 

そして

 

「ありがとう」

 

 

 

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