★Around The World : 3,415 days : 世界一周3,415日間
☆162 countries : in Nagano, Japan. : 162カ国目・現在地:日本 長野県 諏訪地方
★Total Distance 158,931k km : 総走行距離:158,931km
【交通事故から得たものは・・・。】

WMTCでの野外救命講習のおかげで、冷静にいられた日。
師走の朝、目の前で自転車と車の交通事故。
ケタタマシイ衝突音とともに、背筋の凍るような悲鳴を聞いた。
我が家は角地にあり、かねてよりブライドコーナーだと感じていて、子どもたちには用心しろと伝えていた場所。
車のみならず、自転車がNo Lookで突っ込んでくる。
いつかこうなると思っていたことが、今、目の前で起こった。
傷病者の状態を確認し、パニックになった自動車ドライバーに二次被害の可能性のある車を移動するように指示した。
評価の結果は救急車の必要性はなく、自己処理のための警察への通報をドライバー自らに行ってもらった。
自転車の所持者はベトナム人の若き女性。
パニックの影響もあったが、もとより英語も日本語もたどたどしく、Google翻訳を使いながらPROP。
ベトナム人女性の友達にも連絡が取れ、彼女を介抱。
自転車は見るところ、修復するよりは再購入の方が良い状態であった。
結果的にその場は冷静さを取り戻し、双方にトラブルになるようなこともなく、無事に必要なケアと処理が行われた。
長野県キャンプ協会の焚き火トークにスタッフとして行く予定があり、安静を確認し出発した。
数日後、双方から置き手紙と菓子折りが玄関にあった。
健康状態もよく、トラブルもなかったようで、安堵。

「ダディがほとんど助けてあげたんだから、ダディが箱を開ける権利があるよ!」
ショッキングな事故現場を目の当たりにした息子と娘には、父の姿がカッコよく映ったようである。
父としては、命の脆さ儚さを感じてもらえたと思うと、不幸な事件であったが、少し救われたような気がした。
今年は本当にいろいろあったと振り返る時候になったが、まだ今年はあと8日ある。
師は慌ただしく走れど、弟子は瞑想を忘却するな。
最後まで、気を抜かず、今年を精一杯生きよう。

そして町のヒヤリハットを、町長に報告しよう。
双方の事故に遭われた方の心と体の安寧をお祈りしています。





























