私だって、趣味は読書だってば！(笑)
へそ曲がりの私は最近の出版業界から遠ざかっている。
近年の書籍や作家については、偶然に目に入ってしまう情報以外は、自ら検索したりするのを極力避けている。
なぜならば、世評や人の評価で、これから読む本に先入観を持ちたくないから。
これだけの出版物の中から、巡り会う本というのは、やはり縁があるということなのだろう。
何度も見聞きして、目の前にあるのに読まない本や手にも取らない本も多々ある。
で、売れっ子作家（らしい）斉藤美奈子の本「趣味は読書」が私の手元に舞い込んだ。というのは、ぐた夫が私の「趣味が読書」なので買ってきちゃったのだ。(笑)
なりわいは「読書代行業」「読書探偵業」だって！？
いいな～。本を読んで、言いたいこと云って、お金が貰えるんだ＾＾；。
内容は、本好きな読者を斉藤美奈子流に「読者の分類」をして披露している。
うんうん。私は「読書依存症」に分類されるんだね？
＜この一族（読書依存症）は年中本に関するゴタクばっかりこねている。
書評や書籍広告にもよく目を通し、読んだ本についてあれやこれやと論評し、頼まれもしないのに、ネットで読書日記を公開したりする。目的がなくても書店があると入ってしまい、買う気がなかった本まで買ってしまう。「本の置き所がない」は彼らの最大の悩みだが、きっぱり売り払う勇気もない。中でも始末が悪いのは、自分の病気を病気とも意識せず、むしろそれを誇りにしているような連中。。。＞
いえいえ、意識はしてるから周囲の人間には漏らしませんし、したがって埃が出るような誇りもなし＾＾；。
しかし他は見事に当たってる！（爆）
でも、いちいちああたに言われる筋合いはない！
私はただ純粋に本が好き♪
それで金儲けをするわけじゃない。だから非難される覚えはない。（噴っ！）
それに、ああたは、「その読者たち」で食ってんだぜ！
ウチが買った分の印税だって、斉藤美奈子が飲む一本の水代くらいにはなってるかもしれないし、トイレットペーパーひと巻き分くらいかもしれないし。（爆）
なんて思ったら、腹立たしいより先に馬鹿らしくて読む気も失せた。。。
＊＊＊＊＊
とここまで書いてボツリマス菌に冒された。(笑)
この度、パラパラと拾い読んでみたけれど、やはりどうしてもきちんと読む気にはなれない。
題材は面白いのに、何故なんだろうと考えてみると、やはり本としては中途半端なんだなあ。
彼女程度の書評ならば、アメブロ内の素人さんの書評の方がずっと面白くて胸を打つし、中にはプロはだしの書評ブロガーも多々いらっしゃる。
（そういう意味では、精鋭そろいですよ！ここは＾＾）
かといって、書評はともかくとして一冊の本として考えた時にも、あまりにも文章に魅力が無さすぎる。
とてもプロの作家が書いた本とは思えないのだが。。。
しつこく言うが、この本が１４２９円というのがとってもとっても腑に落ちない。(笑)
☆☆
- 斎藤 美奈子
- 趣味は読書。
編集後記
この記事は、2005-04-25に書いたものです。
下書きしたまま忘れていましたっ＾＾；。
きっと書いている途中で、憤慨して止めちゃったんだろうな。(苦笑)
ボツリマス菌認定記事 第二号
（第一号はこちら）
