ベストセラーとなったこの本。
『男女は同等ではあっても同質ではない!』というように近年叫ばれ始めたのは、この本による業績が大きいと思う。
何をいまさら。とおっしゃる人だって、なかなか男女両性を納得させるような理論的な説明は難しいでしょ?
「まったく、ウチの夫は人の話をちっとも聞いていないんだから!」などという不満も彼個人の性格なのではなく、オスとしての資質だったんだぁ!そうな。。。
自分が納得いかない人物に出会うと、無性に何かに分類したくなるのが人間らしい。
つまり、あの人がああなのは、血液型のせいよね~。から始まって、占い、出身地、人種、DNAなどありとあらゆる分類法で、なんとか相手を理解しようと(実は理解などではなく、自分を納得させたいだけなのだが)躍起になるのが人情ってもんだ。
そういう人間の心理をついたこの本は最高だ!
なんてったって、分類法は男と女の2種類しかないんだもの。こんなにシンプルで簡単なことはない。
あまりにもステレオタイプで男と女を見てませんか?
とも思うけれど、様々な研究結果やユーモア溢れる語り口に思わず、「うんうん」頷いちゃう。
一番興味深かったのは、ホルモンの話。
研究によると、女は男に出会ってからたった三秒間で免疫系の分析を終えるという。相手の免疫系に自分にはない性質があれば、二人のあいだに生まれた子どもはいいところを受け継ぎ、生き残る確立が高くなるからだ。
とにかくこんな調子で、科学的、医学的、情緒的にも説得させられてしまうんですわ。
読んでいると、同性に対する連帯意識と同情、親近感がふつふつと湧き上がってくる。また、異性に対しても、愛しさや慈悲の心(^^;)がじわじわと滲みでてくる(鴨)。
どうせこの世には、男と女しかいないんだ。
仲良くやろうよ、お互いにってことだな、うんうん。
どうせこの世には、男と女しかいないんだ。
仲良くやろうよ、お互いにってことだな、うんうん。
とにかく、アナタが男か女なら、この本はぜひ読んでおいた方が良いと思います(笑)。
ところで本屋の店員さん、一言教えてくれよ!
ところで本屋の店員さん、一言教えてくれよ!
「文庫版も出てますよ」って。
また返品・お取替えなしかよ~(号泣)
そういえば、あの店員、男だったよな!
*男脳・女脳テストはやってみる勇気がありませんでした。
だって~、女脳の点数が低かったらしょっくだもん。
また返品・お取替えなしかよ~(号泣)
そういえば、あの店員、男だったよな!
*男脳・女脳テストはやってみる勇気がありませんでした。
だって~、女脳の点数が低かったらしょっくだもん。
(縦列駐車、得意ですし^^;)
- タイトル: 話を聞かない男、地図が読めない女
- 著者: アラン ピーズ, バーバラ ピーズ, 藤井 留美