さて、今度はどの本を読もうかと本棚に向かうのは、
至福の時である。
そして、
この本をどこで読もうかと周りをウロウロするのも愉しい。

また、包装を紐解くのももどかしく、買い込んだ本の中から、
どれを先に読もうかと思案するのも嬉しい。

読みたい本を選ぶことは、
その時の自分の心理状態の鏡でもあると信じている。

気力に溢れているときは、
歴史ものとか、バイオグラフィーとか、サスペンスとか。
疲れたときは、詩集とか、古典とか、画集とか。
イライラするときは、英語版製品マニュアルとか ^^;
(つまりイライラを他に移行させるわけ)

私の本棚は高さ180cmのものが4本並んでいるが、
あえて、本をインデックス的に整理はしない。

新刊本と文庫本くらいは分けるが、
ジャンルも作家もタイトルもバラバラである。

なぜか。。。

理由は簡単。

ふふん、ただ整理整頓が苦手なのさ!

分類しても、不思議なことにすぐごっちゃになってしまうのだ。

(不思議でもなんでもない!だらしがないのだ。
買った本を読み忘れてて、また同じ本を買ってくるのやめてくんないかな、
本は返品できないんだからさ~)

しかし、このぐた式本の収納方法は、私にとっては使い易いのだ。

あ、こんな所にこんな本があった!
なんて、その時どきで手にした本も何かの縁だと思うから。
そして、一冊の本がまた次の本を呼んで、輪が広がっていくのも愉しい。
(ブログのように…)

ところが、最近そうもいかなくなってしまった。
あの本、この本、と探すのがひと苦労なのである。
で、ちょこっと整理整頓してみた。




な、なんで<長いお別れ> が3冊もあるんだよ~っ!
(え、えいごばんも2冊ございますけど。。。)

<ロスノフスキ家の娘> は下巻しかないし
(だからいまだに読めない。。。)

<項羽と劉邦> の上巻2冊のみかよっ!
(中・下巻は無い!)

そういえば、<ホテル> は堂々と下巻から読み始めて、一気に80ページくらい読んでから、やっと下巻だということに気づいたんだっけ。
どうも話がよくわからないと思ったぜ(汗)。

ここまで整理して、私のゼンマイはキレました。。。
いまどきの子は、ゼンマイなんて言葉を知らんのだろうね、きっと。

じつは、自分の頭のゼンマイがとっくに切れていることに
まったく気づいていないぐたさんでありました。