まるで我が子、我が孫を見ているようなものだ。
ここに一人の男性がいる。
その男性がどういう歩みを辿りながら日々成長していっているか、その成長の過程でどんな問題に逢着し、これをどうやって乗り切っているかを私たちは同時進行で体感することが出来る。
ジョブヨク(職欲)の未来に参加する若い方々にとってこれほど素晴らしいレポートはないはずだ。
皆さんに、山元町の内藤くんのたよりを紹介できるのが嬉しい。
うん、実に偶然だが、どうやら私たちは同時並行的にいいことを始めたようだ。
以下、山元町の内藤くんのたよりから
「いつもお世話になっております。
宮城県山元町の内藤です。
今週は山元町を離れ、山形県南陽市に行ってきました。
目的は、山元町の復興の拠点とするワイナリーを立ち上げる為の研修です。
酒井ワイナリーという老舗のワイナリーにお世話になり、ぶどうの収穫とワインの仕込みのお手伝いと醸造過程の見学をさせて頂きました。


初めての作業でしたが、日頃の白石蔵王での農業研修の成果が出たのか体力的には余裕のあるまま終了しました。
しかしながらぶどうの収穫は十人程で何トンものぶどうを一粒一粒を見極めて選別するため、根気と集中力が必要でした。
ネギの収穫にはない疲労感がありました。
また、醸造過程の見学では細かな管理と知識が必要ということを教わり、宿題をたくさん持ち帰ることが出来ました。
酒井ワイナリーの代表である酒井さんから頂いた言葉にこういったモノがありました。
「ワインはその土地と作った人の性格が出ます。ワイン好きの人はそのワインのことより、そのワインを作った人のことを聞きたがります。ワインの味はその人を映し出すんですよ。」
これはおいしいワインを作らねばと思いました。
そもそも今の時点ではおいしいワインってナンだ?という状態です。
酒井ワイナリーのワインは美味しかったですが。。
勉強ですね。

写真中央が酒井さん。右が浜街道五十三次ワイナリープロジェクトリーダーの毛利さん
(浜街道五十三次に関しては後日アップします。Facebookページhttps://www.facebook.com/pages/東北沿岸再生プロジェクト浜街道五十三次/135919823264726)
ワイナリー立ち上げにはまだまだ多くの課題が必要ということが再認識でき、自らの成長と志ある仲間なくしてこのワイナリープロジェクトの成功は無いなと確信しました。
仲間はひとり、またひとりと集まってくれています。
ありがたいことです。感謝です。
その感謝を形に変えるべく、自らの成長を意識して日々を過ごしていきたいと思います。
内藤靖人」