説明 | 早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

早川忠孝の一念発起・日々新たなり 通称「早川学校」

弁護士・元衆議院議員としてあらゆる社会事象について思いの丈を披歴しております。若い方々の羅針盤の一つにでもなればいいと思っておりましたが、もう一歩踏み出すことにしました。新しい世界を作るために、若い人たちとの競争に参加します。猪突猛進、暴走ゴメン。

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「平成一四年一一月一五日(金)小雨。
東京から早川忠孝弁護士さんが、学校へわざわざこられました。
故鴇田くにさんの遺言により「南志見小学校の児童の皆さんに本を」と弐百万円の寄付を伝えにこられたのです。
故鴇田くにさんは、
明治三三年二月一三日、名舟町平田家の三人兄弟の二女として生まれ、旧名舟尋常小学校を卒業。
一三歳の時に父を亡くし、母を助けて魚の行商に出たり、海にもぐったりして苦労されたそうです。
一九歳の時には、お母さんも病気で亡くしてしまい、弟をつれて東京へ出ました。
苦労して勉強をして看護婦となり、弟を大学に進学させ医師に育てあげました。
戦時中夫を亡くしたが、この時はすでにアパート経営を手がけており、長男を立派に育てるなど、戦後の混乱した時代を女手一つで乗り切ってこられました。
平成九年三月一三日八十九歳で亡くなられました。
故、鴇田くにさんは、
ぜいたくな生活をつつしみ「古里の子どもたちに本をたくさん読んで立派な人になってほしい」という願いから、昭和二十二年から名舟小学校、南志見小学校、南志見中学校に「子どもたちに本を」と送金を続けてこられました。
南志見小学校の統合新築記念に校旗を寄贈されました。
故人の意志を大切にし、感謝の気持ちをこめて「ときた文庫」を復活することになりました。

    平成十五年二月吉日」