技術者の皆さんのご意見をお伺いしたい。上の写真を見てどんな感想を持たれただろうか。
防潮堤がこんな風に壊れていた。
想定外の巨大津波に襲われてしまったのだから防潮堤の一部がこんな風に壊れることもある、という見方もあるだろう。
しかし、何度も津波に襲われたことがあり、その対策のために戦前作られたという水門や防潮堤はどっしりとその姿を残している。
この倒壊した防潮堤をよく見ていただきたい。
コンクリートでがっしり固められた本体部分はどこも瑕が付いていない。
ただ、コンクリートの板と板との繋ぎ目が剥がれて防潮堤の一部が津波に流されたらしいことが分かる。
コンクリートとコンクリートの繋ぎ目は、20ミリ程度の鉄筋が何本か入っている程度。
格子のようにも網の目のようにもなっていない。
しかも、見えている鉄筋の長さは10センチ内外。
これじゃあ、コンクリートの繋ぎ目が弱すぎる。
弱いところが大津波で破断するのは当たり前。
これ、変じゃない?
これ変だよ、と思う私は、俺、変かい?