いろいろアコースティック楽器用のエレクトロニクスを作ってますが、最終的な音のチェックはライブで使ってみて判断してます。でも、ライブ会場によって状況が違いますから、実際には難しいことです。事前に家で調整する時は、小さなギターアンプで音を出したり、ヘッドホンで聞いたりしてますが、こちらも結構機種依存があります。

 モニターとして今のお気に入りは、audio-technica の AT-SPB50です。比較的素直な音がしているように思います。小さな喫茶店ぐらいだとミニライブに使えるくらいデカイ音がしますし(3.6W + 3.6W)、電池(単三、8本)でも 20時間以上使えるそうです(カタログ)。価格も比較的安く、ネットでの実売は PC用のパワードスピーカーと同程度です。

 

 気になる点は、音域が 95~20,000Hzと低音が少し弱いことと、入力が 3.5mmステレオジャック1個で比較的高いライン入力レベルを必要とすることです。ポータブル・オーディオ機器をボリューム最大にしてつなぐには問題ないと思いますが、楽器をつないてデカイ音を出すためには適当なプリアンプを通し、さらにモノ → ステレオ分岐アダプターを入れて使ってます。プリアンプの f特にも依存するので注意が必要ですが、小さな会場の出張ライブに使ってみたくなるような素直な音がしています。

【audio-technica】https://www.audio-technica.co.jp/atj/show_model.php?modelId=2241

 

【追記】2017-02-19

 小さなホールで 20人くらいに聞いていただく「出張ライブ」で使いましたが、「合格」でした。このアンプは、高い目のライン入力レベルを必要とするので、専用の「自作 ミニ・ミキサー&プリアンプ」通して使いましたが、アコースティック系ライブとしては十分な音量でした。全て電池駆動で小型軽量な出張PAシステムが完成です!

【ミニ・ミキサー&プリアンプ】 http://ameblo.jp/gustywind/entry-12247097894.html