Willcom 03 を Wi-Fi ルータ化して、iPhone 環境を構築した覚書
じつは、おいらはいまだに携帯ではなくピッチユーザ。
willcom 03 を使っている。これは Windows Mobile が OS で、いちおうスマートフォン。
がー
会社の同僚ノリちゃんが、iPhone 4 を買ったので iPhone 3GS を Get!!! した。(^O^)
で、Willcom 03 を Wi-Fi ルータ化して SoftBank と契約せずに iPhone を使うことにしたので、どのようにして対応したか?ということを覚書として記載しておく。
■いるもの(ハードウエア)
Willcom 03 (Windows Mobile 端末)
Windows パソコン
iPhone(アクティベート済みのもの)
■いるもの(ソフトウエア)
.NET Compact Framework 3.5 再頒布可能パッケージ を、あらかじめPCにダウンロードして、PCにインストールしておく)
DeleGateLauncher より、wince-dg.exe dgcezlib1.dll をPCにDLしておく。※インストールはWillcom 03 側に行います。
■手順
(1).NET Compact Framework を、Willcom 03 にインストール
PC上の以下のフォルダから
C:\Program Files\Microsoft.NET\SDK\CompactFramework\v3.5\WindowsCE
「 NETCFv35.wm.armv4i.cab 」
C:\Program Files\Microsoft.NET\SDK\CompactFramework\v3.5\WindowsCE\Diagnostics
「 NETCFv35.Messages.JA.wm.cab 」
を、03にコピーしインストール。
(2)DeleGateLauncher のインストール
\Program Files\DeleGateLauncher というようなフォルダを作成してコピーする。
(3)無線LAN の設定
■ Willcom 03 の設定
【設定】⇒【接続タブ】⇒【無線ON/OFF】を選択
新しいネットワークなどが検出されることがあるが、
【ネットワークカード】⇒【ワイヤレスタブ】⇒【アクセスするネットワーク】⇒【コンピュータからコンピュータのみ】に変更
【新しい接続の追加】をクリック。
ネットワーク名:DeleGateLauncher
接続先:社内ネットワーク設定
などとして、
【これはデバイスとデバイス(ad-hoc)の接続です】にチェックをいれて、次へ・・・
認証:オープン
データ暗号化:WEP
として、ネットワークキーに5文字入れ次へ・・・
【ネットワークアダプタタブ】を選択。
【社内ネットワーク設定】、【内臓ワイヤレスLAN】を選択し【編集】
◎指定したIPアドレスを使用する。
を選択し、
IPアドレス:192.168.0.1
サブネットマスク:255.255.255.0
デフォルトゲートウエイ: <空白>
と入力し、【OK】を押す。
wince-dg.exe を起動する。
■iPhone 側の設定
【設定】⇒【Wi-Fi】を選択
【ワイヤレスネットワークを選択】で、さきほどWillcom 03 側で登録した
ネットワーク名 【DeleGateLauncher】が表示されていることを確認し > マークをクリック
IPアドレス:静的 を選択
IPアドレス:192.168.0.2
サブネットマスク:255.255.255.0
ルータ: 192.168.0.1
HTTPプロキシ:手動 を選択
サーバ:192.168.0.1
ポート:8080
認証:オフ
として【Wi-Fiネットワーク】をクリックすると、パスワードを尋ねられるので、Willcom 03 で登録したネットワークキー5文字を入力すると設定が完了する。
(4)DeleGateLauncher の起動
■Willcom 03
\Program Files\DeleGateLauncher\wince-dg をクリックしてDeleGateLauncherを起動する。
■iPhone
ブラウザなどを操作すると Willcom 03 側では通信のアイコンが PT に変わり、Internet にアクセスされているのがわかる。
以上。