前回はディープのポイントに振られたが、今度は新月ってことでイケるんではないか!
でも、だんだん南東の乾季の風が強くなってるんで、風裏の北側に行くべきか…
そんななか、同業者のしじみ隊長から釣った魚の名前教えてくれとワッツアップが。
聞くと南西海域でメーター超えのイソンボ釣ったとか。
その話にグラっとくるが、やっぱうねりあったと聞くとディープはキツイよな…と北側、それも久々の北西海域へ
最後に行ったのは…
まずは中央回廊でのキャスティングとジギング…
が、潮が効いてない。
そこで本命の西側に
が、ここも潮があんま動いてない?
それでもめげすにジギング
東寄りの風で船が浅場から深場に流されるので、50mラインから初めて、150mあたりまで探るというやり方。
こうなると水深に合わせてジグでなくタックル交換していく。
この日持ってきたのは4セット
PE3号のハイピッチタックル
PE3号のスローピッチタックル
PE5号の浅場、イソンボ用ハイピッチタックル
PET4号の深場、カンパチ狙いのハイピッチタックル
それらをとっかえひっかえして探るがアタリなし。
ここでいつものデカメッキタックルでシャローにスプーン投げに行きたくなるが、グッと我慢。
北側に大きく移動する。
北側に帯状に続くトップ5m位のシャローがあって、南側は50mくらいまで落ちて、あとはフラットな海底が続くが、北側は一気に200m以下まで落ちていく。
かつて、ジギングを本格的にやり始めた頃はここがメインポイントだったが、なんか北西から南西へとシャローに沿って流れる潮があんまこなくなって殆ど攻めなくなったポイント。
そこを久々に真面目にやってみようかと。
始めると…
やはり潮はあんま流れてない。
東寄りの風に流されるという感じ。
そこで北側のドロップ50mから初めて西に流されながら深場にいくというパターンでやる。
まず流し初めはイソンボ用ハイピッチタックル
FCB50JIGにオシアジガー4000HGでフッカーの300gをガンガンしゃくる。
浅いとこ食ってくるのは大抵イソンボかロウニン、地形がキツイのでまずは止めたいので
100m位で深場用のFCB46JIGにトルサ30
400〜600gのロングジグに変える。
で、ボトム取りにくくなったらまた浅場
を繰り返すがなんもない。
やっぱここは駄目かなと何度かめの流し初めでスローピッチタックルに変える。
ゲームタイプスローJの686にオシアジガーFC3000HG
ジグはジャカルタで買って結構釣ってるローカルのSAKURA300
スローピッチジギングって、始めた頃はそれでかなり釣ってたけど、ここ最近はあんまやってなかったんよね。
自分にとってスローピッチタックルはライトタックルって位置づけやった。
PE5〜6 号のヘビータックルがメインのころ、バテた時や目先変えるのに2〜3号のスピニングライトタックルを持ち込んでたけど、それをスローピッチタックルに転向した感じでした。それでバガバカ釣れてスローピッチすごいなと。
が、スローピッチはどうしてもジグが真下に沈まないと厳しく、そこで買ったのがFCB64JIG
ライトタックルがスローからハイピッチに変わって、買ってしばらくはそれで釣りまくったけど、最近はまた今ひとつでスローピッチもまたやってみるかと。
で、前々回と前回は釣ったのはスローピッチタックルという…
その流しもボウズ逃れとかでなく、なんも考えずになんとなくスローピッチに変えてジグを落とす
水深60mなのですぐに着底。
でハイピッチショートいれてからスローピッチに変えるとドスン!
掛けたとこがまだ浅場なので、最初から強引にいく。
ダブルサミングで反転に備えて、フッキング入れてからゴリ巻き。
重いけどすこし巻けた。
そしてストレートポンピングで浮かしにかかる。
ソコソコの型かな?と思ったらロケットエンジン点火。
あっ、デカイわ…
ダブルサミングをかなり強めに掛けて、走りを最小限に…
そして船で追っかける。
距離を詰める事で少し巻ける。
そうやってラインを回収するが、その回収したラインをまた引きずりだされるセカンドラン。
サミングを強くかけるとなんとか止まった。
そしてまたストレートポンピングで糸を巻くが、反転されるとその分、奪い返される。
ラインの同じカラー部が行ったり来たりを繰り返す、一進一退の攻防が続く。
水深を聞くと130m
かなり出されたので魚は底にまで到達してるかもしれない。
重苦しい引きに首振りを感じなかったのでサメか?とも思ったが、走りは魚っぽくなにより向きを変えるのを感じた。
おそらくデカイイソンボか、もしくはロウニンのスレと予想。
しかし、スローピッチロッドなんでストレートポンピングオンリーでロッド使ってリフト出来ないのキツイ。
体力がどんどん削られる様に思う。
でもここで休んだり弱気になると、または走られる。
が、強引に行くと切られる。
少しでも巻け!ラインを回収しろと自分にハッパをかける。
が、体力の消耗が…
水を持ってきてもらって一口飲む。
それでパワー回復したと自分に言い聞かせてやり取りを続ける。
ずっと船から遠ざかる魚を追う形だったのが、こちらに寄って船の下にラインが潜ろうとする形になってきてる。
おそらくあちらもくたびれてきたか?
船を後進させてラインが斜め前に伸びる様に調整する。
その後進時に合わせて懸命に巻く。
自分はサンラインのULTを使ってるので一色20mで10mごとにマーキング。
この白いマーキングに辿り着くまで…10mの回収にかなり時間がかかるが、船の移動に波による上下を利用して懸命に浮かす。
あと30m!
あと20m!
そして…
銀色の点が見えた。
それがだんだん大きくなって、ぼやけてた魚体が焦点があった様にはっきりすると…
イソンボだ!
何年ぶりだこのサイズ。
それも胸鰭に掛かるスレ
そこでスローピッチタックル…
今までもっと大きいイソンボ釣った事はあるが、一番しんどかった。
フックのうち一本はアシストリーダー切られてた。
ここで完全に電池切れ。
ここでロッドオフ。
しかし、アタリ一発だけ。
そのアタリをモノにしてこのお魚。
やり取りもかなり時間かかったが、ミスはなく主導権を上手く握れて揚げれたので満足度はかなり高い
帰ってから重量計測したら36kg
40はいかなかったか。
次はこのサイズのカンパチ釣りたいな。
ハイピッチのタックルで