1339作目はなかなか酷かったJVDのオムニバスホラーを・・・。
『実際にあった 呪われたDVD 怪』
2014年作品。
様々な理由から一般公開されなかった恐怖映像を再構築して収録するシリーズ第2弾。
-感想-
①引きこもり男
取材陣はある引きこもりの男性へ取材を開始しその男性の彼女の話を聞きます。
どうやら男性は不祥事による失業などで精神がおかしくなりそのまま引きこもったようです。
女性に貢いでいたようで実際に男性に会うとどうやら彼女に騙され貢がされたようです。
彼女に叱責される中で男性はカメラの前で首を吊り自殺してしまいました。
実は彼女と思われた人が悪人だったと言う結末はありきたりでした。
②OLいじめ
新人OLを先輩OL2人にいじめられており給湯室で暴力を伴ういじめを喰らいます。
しかし新人OLが先輩OLを突き飛ばしたあとは逆に先輩OLをボコリます。
ただいじめられたいた人が反撃するだけなのでもうちょっとオチが欲しかったです。
③怪奇リポート
心霊スポットにリポートをしており女性がカメラを伴い山道を歩いて行きます。
廃墟に行き物音が聞こえたところで何者かが襲ってきて悲鳴声が上がったところでエンドです。
変態に襲われただけにしか見えず怖さの欠片もありませんでした。
④老婆の姿
映像制作会社につとめる女性が妹が住む祖母が住んでいた部屋に取材に行きます。
その家はポルターガイスト現象があり妹はこの場所に引っ越すことにしています。
死んだ祖母が大切にしていた土地を売っておりその祖母が目の前に現れます。
そして妹と女性とカメラマンの3人の殺しカメラの前でにやりとしたところでエンドです。
肝心の老婆の霊がごく普通の人にしか見えずせめて霊的な演出が欲しかったです。
⑤スナックにて
スナックで料金トラブルで客を問い詰めその様子をカメラに納めます。
客が全く金が無いという事で靴を足を舐めさせますが反撃された所でエンドです。
追い詰められた人が反撃すると言うだけのお話で②と大差がありませんでした。
オムニバスという事ですがいろいろ残念な作品で褒め所はありませんでした。
映像が完成後にチェックしてこれでOKが出たことに信じられませんでした。
呪われたという割にはとにかく霊らしい物は出ず何を持って呪われているのか疑問です。
③と④は霊っぽいですがどう見ても人間にしか見えませんでした。
それだけならまだしも素人っぽかったので怖いという以前の問題ですね。
JVDと言えば仕方が無いんでしょうけどここ最近は徐々にレベルは上がりつつありました。
しかし今作で言えば酷かった頃に逆戻りという感じだしネタ的にも弱く駄目でした。
そんな感じで低ランクなあげくネタ的にも地味で面白味が無いので自分からはお勧めしません。