1328作目は相変わらず意味不明さがある投稿物を・・・。
『闇動画11』
2014年作品。
「ほんとにあった!呪いのビデオ」シリーズの児玉和土が手掛けたホラー映像集第11弾。
-感想-
①片思い
友人からとにかくいいと言うまで撮影してくれと言いそして3時57分に必ず来てくれと言ってきます。
友人の所に彼女と向かう最中から黒い瘴気のようなものが現れています。
途中で彼女は友人と電話で話をしますが電波が悪くよく聞き取れません。
時間通りに友人宅に到着した撮影者達は部屋に入っていきますが誰もいる様子はありません。
風呂場の中に友人の死体があり突然死してゆであがって砕けてしまったようです。
見てしまった彼女は精神的におかしくなりふるさとに帰ってしまいます。
彼女は後日映像を送ってくれと言ってきてそれ以来音信不通になりますが実は死んでいたそうです。
友人は実は撮影者の彼女のことが好きで撮影者の事を恨んでいたそうです。
死して実行した呪いと言うネタですがこれは比較的分かり易いネタでしたね。
死体もしっかりとしたビジュアルだしあとは彼女の詳しい顛末を知りたかったですね。
②大道芸
大道芸の様子の映像でノイズが一瞬入ったところで少女のような姿が現れます。
ノイズのタイミングはいいんですがぼんやりとした少女が立っているだけなので恐くは無かったです。
③当てつけ
非合法な金融業者に借金を取り立てられる元風俗嬢の様子を記録した映像です。
どうやら自分を捨てた父親へ当てつける為の映像でその女性はだいぶ体調が悪そうです。
厳しい取り立てを受けておりその母親もその影響でノイローゼになり入院しています。
業者に無理矢理借金を借り換えさせられたあとどんどん地獄に落ちて行ってしまいます。
ラストはこの映像を父親に送るように訴えたあとカメラの前で銃口自殺してしまいます。
取り立てられる様子がVシネマとまた違うテイストで悲惨さを感じ良かったと思います。
その悲惨さだけであとは自殺の様子がショボかったのはちょっと残念でした。
④古民家
古民家の様子の映像で畳の上に横たわる何者かの姿が映り込みます。
暗がりの中でうっすらとしたビジュアルなので怖さ所か何が映っているのかわかりにくかったです。
⑤盗撮の顛末
デリヘルの様子を盗撮しようとしている男性の映像で来たデルヘル嬢に盗撮がばれてしまいます。
その後に店側の男が乗り込んできて盗撮を指摘してきて100万の罰金を求められます。
そこにデルヘル嬢もやってきますがそこで天井に黒いシミが現れます。
様子が変わった3人は天井を見上げ口を開けると中に黒いシミが入っていきます。
3人とも無言で部屋から立ち去りそのあと黒い影が無人の部屋を動いています。
最初に来た風俗嬢に話を聞くとエレベーターである男性から話しかけられたそうです。
そこから頭がぼーっとして何となく盗撮されていたことに気が付いたようです。
いつもの意味不明動画で今作は黒い影とシミだけなので怖さや不気味さもありませんでした。
前回もパワーダウン感はありましたが今作は更にパワーダウンしたという感じです。
今までは意味不明さに不気味さが加わっていましたが今作は不気味さもだいぶ薄れた感じです。
映像技術はある物の肝心のネタはマイルドになっているので良さは半減しています。
封印映像の序盤から闇動画にかけてやり過ぎ感を楽しむタイトルでした。
しかし今度は意味不明さを増してやり過ぎ感が減ってきているので見応えが無くなっています。
もうそろそろがつんとくるようなやり過ぎ感満載の映像集に戻ってきて欲しいです。
そんな感じで地を這う投稿物よりは出来はいいので過度は期待をせずに見ていただきたいです。