1220作目ゾンビ同士が全く戦っていないJVD作品を・・・。
『ゾンビVSゾンビ』
2007年アメリカ作品。
生きる屍と化した人間同士の壮絶な戦いを描いたホラー。
-あらすじ-
一匹の生ける屍となった猫に噛まれた人間が、次々とゾンビになってしまう。瞬く間に
増殖したゾンビ。やがて、ゾンビがゾンビを襲う地獄絵図が繰り広げられる。
-感想-
いつものJVDクオリティですがそれ以外の所でも今作は酷かったですね。
お話は研究所から逃げ出したウサギが人を噛み咬まれた人はゾンビになります。
その人経由からどんどんゾンビが増えていき生き残った人達は1つの家に逃げ込みます。
しかし家にゾンビが入ってきて1人の変わり者だけ逃げだしそれ以外の人は犠牲になりエンドです。
ざっと書くとこんな感じですが助手が逃げ出した所でエンドロールが出て結末のシーンに行きます。
よく分かりませんが首謀者は博士で妻を殺したと言うのは分かりました。
そして博士の研究を盗んだ科学者が変わり者で妻殺しなどの濡れ衣を着せたようです。
それで頭がおかしくなりましたがこんな感じのシーンはざっと流れるだけで詳しくは分かりません。
あと噛んだのは猫じゃ無くウサギという事で公式のあらすじもデタラメです。
そもそも普通にゾンビが現れるだけの三流ホラーでゾンビ同士は一切戦ったりしません。
JVDの人達はどういう見方をしたらこんなあらすじになるのか聞きたい物です。
自分的にはある意味共食い状態だったゾンビホスピタルみたいな物だと思いました。
その辺の希望をJVD作品に求めるのはちょっと酷な気もしますがね。
あとほとんどのキャラクターがメタボなのでJVD映画の作風とは言え暑苦しかったです。
ウサギですが死体になってから腕の部分にはっきりと糸が見えこだわりを感じません。
食事のシーンはありグロさはありますがスプラッター映画としては普通程度だったです。
ゾンビのビジュアルはなり立てほやほやなので簡単にメイクしただけの物です。
画質も良くなくカメラがよく揺れ酔いやすい人なら見ない方がいいかもしれません。
そして吹き替えは相変わらずでいつもの声の人達の下品な会話になっており良かったです。
演出的にはエンドロール後に結末が流れますがこんなレベルの作品から必要性を感じませんね。
おかげでエンディングテーマはアホな歌は無くあっという間に終わってしまいました。
そんな感じでいつものJVD作品ですがネタが若干弱いので興味がある人だけ見てみてください。