Guns N' Roses(ガンズアンドローゼズ)がミニアルバム『ユーズ・ユア・イリュージョンⅠ』と同時にリリースしたフルアルバムが

ユーズ・ユア・イリュージョンII
です。


『ユーズ・ユア・イリュージョンⅡ』の4曲目は、

ノッキン・オン・ヘヴンズ・ドア "Knockin' on Heaven's Door"(B.Dylan) - 5:35

です。

言わずと知れた、ボブ・ディランのカバー曲です。

自家薬籠中の物にしているといってよいでしょう。

わたしは、『ユーズ・ユア・イリュージョンⅡ』で聴く前に、Guns N' Roses(ガンズアンドローゼズ)がインディアナ州で行ったライブバージョンの"Knockin' on Heaven's Door"を聴きました。

とある電器店でそのライブ盤を買ったのですが、あれは海賊盤というのでしょうか。

そのライブ盤の"Knockin' on Heaven's Door"では、Slashのギターソロを弾くスピードが速く、凄いと思いました。

おそらくボーカルのアクセルが休む時間を取るために、ギターソロでつなぐという意味もあったと思うのですが、即興でああゆうイカシタソロを弾けるのはスゴイと思い、以来、スラッシュに心酔するようになりました。

Wikipediaによると、Guns N' Roses(ガンズアンドローゼズ)は、"Knockin' on Heaven's Door"を1987年からライブで演奏するようになり、1990年に映画『デイズ・オブ・サンダー』のサウンドトラックとしてスタジオ録音し、1991年のアルバム『ユーズ・ユア・イリュージョンII』にも収録されるようになったようです。

『ユーズ・ユア・イリュージョンⅡ』の第2弾シングルとしてリリースされ、全英シングル・チャート2位、オーストラリアでは12位、アイルランドでは1位を記録したとのこと。

1992年『フレディ・マーキュリー追悼コンサート』でのライブ演奏が、アルバム『ライヴ・エラ'87~'93』(1999年)に収録されているようですね。

ボブ・ディランの原曲は、極めてのどかで穏やかなものになっていますが、Guns N' Roses(ガンズアンドローゼズ)のバージョンは、よくもここまでというほどヘヴィにアレンジされています。

やはりアクセルのボーカルの力が大きいように感じます。

「ノ・ノ・ノッキン・オン・ヘブンズ・ドーォオ」とアクセルががなり立てた後に、同様に観客に歌わせるという掛け合いも、ライブでの醍醐味の一つになっています。

Heavens(天国)とは言っていますが、あれほどヘヴィであるとHell(地獄)を想起させられてしまいますね。