見上げてごらん夜の星を 坂本九 | 群青

見上げてごらん夜の星を 坂本九



見上げてごらん夜の星を。坂本九ちゃん。
誇張した発音のイントネーションが懐かしい。そう、こんな感じでした。

1963年の曲。作詞、永六輔、作曲、いずみたく。
日本レコード大賞受賞曲だったですね。
知らなかったのは・・・・
この曲が、もともとは、ミュージカル「見上げてごらん夜の星を」の劇中主題歌として作られ、別のコーラスグループが歌っていた曲なんだ・・・と。
まだまだ中学卒業の集団就職がやられていた頃。
都会で働きながら、当時ミドルティーンの先輩達は励まされたんだろうと思います。
しかし同時に・・・1950~1960年辺りの川崎市は丘陵部は住宅開発目白押しで、川崎区のような臨海部は、煙もくもくの公害で、反対運動も勃発していた頃。臨海部では、夜空の星なんて見えなかったんではないのだろうか・・・。

坂本九ちゃんは、1985年8月12日、羽田発日航機123便、御巣鷹への墜落によりこの世を去りました。
川崎市川崎区生まれの坂本九ちゃんは、名前のとおり、9人の子ども達の末っ子、1941年生まれ。44歳の若さだったということです。

坂本九




そして、その悲しみと共に、追悼のため、夜のヒットスタジオ(フジTV)において、なんと森進一がこの曲を歌ったんだそうです。
近年ですと、2011年3.11被災地においてもこの曲は、色んなミュージシャンにより歌われたり、奥さんの柏木由紀子さん、お二人の娘さん(歌手)が釜石市のミニコンサートで歌ったんだそうです。

本当に、この曲は、夜空に煌めく無数の星達を自分達になぞらえ、勇気を貰えるものだと、強く思います。