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2015-03-23 18:20:19

【スプリングネックブリーカー】

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【スプリングネックブリーカー】



巨人軍の選手が寝違いで練習を休む!

ある朝、そんなニュースを見て現場仕事に向かった。

その選手は鳴り物入りで入った新人で、春キャンプ中の出来事だった。

「寝違いくらいで休むなよ」

その時、思った。

だが数日後、自分も首の寝違いをやる。

当然、現場にでるのだが、現場でわざと痛い方痛い方に筋肉を動かした。

すると完全に首がやられた。

その頃自分は三十歳位、寝違いすると結構長引くので、

不思議に思っていた。

でも、張り切って身体を動かせばなんとかなる。

なぜなら中学、高校の頃は、体育の授業で身体を動かせば

寝違いはすぐに治っていた。

ところがどっこい、その感覚が残っていたのが、恐ろしい間違いであった。

足場から降りるのもやっとで、詰め所での着替えもままならず、

シャツ一枚着替えるのに相当時間がかかった時点で、

こりゃあ大変な事になったと思った。

首をあっちの方向に向けたまま電車で帰り、家に到着して、

ゆっくりドウっと仰向けに転がった。

するとだ!

かなりやばい状況になった事に気がつく。

全く起き上がれない。

どうしても痛くて起き上がれない。

たまたま近くに電話があったのが幸いで、

ゆっくり背中ではっていき、当時つきあっていた彼女の会社に電話した。

その夜彼女は用事があったが、何とか駆け付けてくれ、

近くの接骨医を呼んでくれた。




「荒療治やってみるか?」

ごっつい接骨医の申し出をオレは顔をゆがめて断った。

明日がライブとかなら考えただろうが、とてもそんな恐ろしい事

できやしない。

ハサミでジョキジョキ着ている服を切られ、

前開きのマジックテープのシャツを着せられ

接骨医の先生と彼女の助けをかり、なんとか座り、

電気を当ててもらい、最後に首にコルセットがはめられると、

一丁前の怪我人姿ができあがった。

風邪引いたくらいなら何とかライブはできるが、

もしツアー中こうなったら絶対に無理だと思った。

その事があってオレはストレッチを欠かさない。




春がやって来ている。

気分よくいろいろ出来る季節だが、寝違いをバカにしちゃあだめだよ。

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2015-03-17 12:49:37

【ゆるめるモ!】

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【ゆるめるモ!】





中学だったと思う。

田舎のレコードショップに貼られたアイドルの水着のポスターを見て

もの凄く驚いた。

「えッ!アイドルと同い年」

ポスターの下にはプロフィールがあり、その彼女の年が自分と同じだった。

ウソだろう!?

アイドルと言えば、子供の頃の天地真理から始まり、百恵ちゃん、

キャンディーズ、ピンクレディとみんな自分よりお姉さんだった。

それなのに、気がつくとアイドルと同い年だ。

驚きながらも、大人への性的階段がグッと目の前にせまってきた感覚を

その時味わった。

あの頃はまだ一年一年の差が大きく、そして時間も今より少し長かった。




アイドルはすごい、そしてなかなか不思議だ。

凄い美人がなれるわけじゃない。

むしろ凄い美人はなれないように思う。

何か、もう少しこうだったら美人なのになあとか、

美人じゃないのに、何かの角度で凄い美人に見えたりすると、

何度も顔を見たりする。

根性、気合いも大事だが、それ以前に何かを持った子でないとなれない。




かつては雲の上の人だったアイドルは、それがだんだん地上に降り、

今では誰でも会いに行けるようになる。

そしてと言うか、まさかと言うか、

ギターウルフが一緒にアイドルと対バンする日がやって来るとは

思いもしなかった。

脱力支援アイドル「ゆるめるモ!」だ。

つい先日一緒に2マンライブをした。

どこかのアイドル事務所にでも所属しているのかと思っていたが、

どこにも所属せず、形態は、普通のバンド活動と変わらない。

でっかいマイクロバスででも乗り付けてくるのかと思ったら

みんな電車でやってきた。

コンセプトは集めたひとりの大人の意志だが、

その旗印の元に、今や精鋭が集まっている。

ライブの後、軽い乾杯があった。

そこで彼女達に、今までどれくらい少ない客の前でライブをした事があるか

聞いてみた。

「ひとりです」

最初の5人のメンバーが1人抜け、2人が休養し、残った2人でライブを

したが、お客はひとりしか来なかった。

何か悲惨さが写るようだが、彼女はあっけらかんだ。

それでも聞いてるオレは、彼女達が経てきた苦労を勝手に想像したり

したが、後で思い直した。

オレ達も3人の前でライブをした事がある。

しかし全力でぶちかまし、いいライブだった。

手を抜かなかった充実感は今でも残っている。

たぶん彼女達も同じだったはずだ。

アイドルもバンドも何も変わらない。

ただ、少女と言うだけでか細さを感じるかもしれないが、

案外とあの子達の方がパンチがあるかもね。

その証拠に、その時の危機的状況を見事に跳ね返し、

地獄から生還を果たし、それが今の大進撃につながっている。




人生に解決なんてない、ただ進んでいくエネルギーがあるだけだ。

フランスの作家の言葉だ。

そのエネルギーを持てるかどうかは、

少女だろうと野郎だろうと関係ないのだ。

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2015-03-06 16:47:30

【高校生MK5】

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【高校生MK5】






高三の卒業間近だった。

体育館で全校生徒の集まりがあった。

オレは1人バックれて3階の教室にいた。

誰かの机に腰を載せ、朝の空気に顔を漂わせ

ポカ~ンとしていた。

するといきなり怒鳴られる。

「何やってんだ!」

窓側の通路に先生がひとり立っていたのでびびった。

学年一怖い古文の西村先生だ。

「後で職員室に来い!」

先生はそう言葉を残してドカドカ通路を歩いて行った。

西村先生はやせた黒縁メガネの怖い先生だった。

いつもきびきびしていて周りを緊張させていた。

だが一回だけ人間味を感じた時がある。

授業の最初に、自分の友人の話をしながら、

人生で大事な物は何かと話してくれた事がある。

ところが肝心な大事な物が何だったかは忘れた。

でもその話の終わり辺りで勉強の事をこんな風に言った。

「だから学校でやる勉強なんて、その大事な物のほんの

ちっぽけでしかない。

ましてや古文なんて、

それをこうやって今、授業で君達と必死にやるのも何だが......

と言葉尻が鮮明じゃなく、オレはその後に何か話が続くものだと思い、

先生を見ていたが「さあやろう!」の一言の後、

いつもの恐怖の古文が始まった。




職員室に行くのは相当の覚悟がいった。

タバコでもないし、たかが全校集会をバッくれただけで

こんな覚悟を強いられるのは割が合わない気がした。

後数日で卒業だ、古文の授業もない。

これもバッくれようかと頭をよぎったが、

思い切って職員室のドアを開けた。

開けると先生は真っ正面の机に座っていた。

オレは近づき「どうもすいませんでした」と深く頭を下げた。

「うむ」それだけだった。

マジで覚悟した割にはあっけなかったが、職員室を出る時、

涙がかすかにチョチョ切れた。

そして何かがすう~っと抜けていった。

今思えば、あのあやまりが高校生活の集大成のような気がしなくもない。

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