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2016-05-26 17:48:53

【ニュー広島原爆ドーム】

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【ニュー広島原爆ドーム】




数年前、姪の結婚式で広島に行った。

披露宴会場は宮島近くのホテルであり、姪夫婦の心遣いで、

式の後、親戚一同そこに泊まった。

でっかいホテルで1階にコンビニがありそこで買い物をしていたら

姪の婿のお父さんに会った。

お互いお酒とつまみが目的で、自分とは結構歳が離れていたが、

酒飲みはこういうタイミングのこんな場所で会えばもうおしまいだ。

姪夫婦の結婚をさらに祝おうという気持ちも相まって

「部屋飲みでもしますか!」

とお父さんの兄弟2人も加わり自分の部屋で酒盛りが始まった。

珍しい取り合わせのせいか、お互いの盛り上げ魂に火がついて

飲みは深夜まで及び、最後は部屋の外まで千鳥足が千鳥足を見送った。

翌日、まだ眠い(まなこ)のまま「おはようございます」とみんなで朝食を済ます

やがてホテルの前で解散となった。





このまますぐ東京に帰るかどうしようかと思ったが、

ツアー以外で広島に来ることもなかなか無く、

まだ午前中だと言う事もあり、やはりなぜか原爆ドームに向かった。

かつてギターウルフが初めて広島でライブをした時、

その昼間にメンバー等と訪れて以来だ。

あの時は、あまりのショックでもう二度と来ないと思ったが、

それでいてそのショックが薄れていくのも気にかかりまた来てしまった。





キノコ雲がでっかい爆発音と共に360度のパノラマに映し出される。

「1945年8月6日、広島で何が起こったか」

音楽が流れアナウンスがされる。

資料館は以前と違いすっかりインターナショナルな雰囲気にリニューアルされていた。

そのせいか外国人の数がかなり多い。

入る前に背の高い外国のカップルが資料館の足元にペタリ崩れるように

座っていた、涙ぐむ女の人を抱えながら彼氏も爪を噛みながら

遠くの方を眺めていた。

わかるよ、オレも以前見た後メンバーと共にそんな状態だった。

心して見なければという思いを強くして館内に入った。

だが「あれっ!?」

次第に戸惑う気持ちが心に広がる。

十何年前の衝撃がない。

綺麗にディスプレイされた陳列物、原爆ドーム天井部分のモニュメント、

所々でアナウンスされる丁寧な説明、瓦礫の中を歩くようなデザイン、

すべてに洗練されていたが、その分衝撃が薄まっている。

伝わり方が強くない。

アトラクションの要素が強く入っていると思った。

思えば入り口のパノラマに映し出される原爆の映像もそうだ。

最初は素晴らしいと思えたがどうも違う。

リニューアルの工夫のすべてが恐怖を和らげるクッションとなっていて

目の前の展示物が以前より迫真を持って迫ってこない。

今の現代文明は何でもそうだ。

みんな恐る恐るで、心にガツンと来ることから自分を守ることしか

考えていない。

いつも用心のアンテナを張り、強い衝撃が自分に襲うのを避けている。

まるで森の小動物が絶えずキョロキョロして周りを伺うように。

以前の資料館は地味だった。

その分強烈だった。

なんだかカビ臭い感じもしてジメジメしている雰囲気だった。

しかしあれこそが生の恐怖を伝える最良の方法だったのだと

この時初めて気がついた。

失礼!広島市はより多くの世界の人達に原爆の悲惨さを伝えようと

決死のリニューアルだったと思うが、自分はそう感じてしまった、

申し訳ない。





姪夫婦は今東京に出てきている。

先日、婿さんのお父さんとお母さんが広島からやって来られて、

新宿のレストランでみんなと会った。

あの夜の絆のせいか、会った瞬間から絶好調にお酒をガブガブいった。

終いにはすべてごちそうになり、またもや帰りは千鳥足だ。

お父さんとお母さんは翌日、広島に帰っていかれた。

広島は自分にとっていつも特別だ。

かつて小学校の頃に住んでいたと言う事もあるが、

強烈な衝撃を受けた場所でもある。

その衝撃が多くの人達に伝わることを願いたい。







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2016-05-11 19:13:36

【「フジヤマシャウト」読者の皆さまへ】

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【「フジヤマシャウト」読者の皆さまへ】




「フジヤマシャウト」をご愛読頂きありがとうございます。
今日は皆さまへお知らせがあります。

「フジヤマシャウト」が2016年6月9日(ロックの日)に
リットーミュージックより書籍化されることになりました。

今から遡ること14年(?)程前、当時キューンレコードから
週一回配信していたメールマガジンにて連載をして頂きたく
渋る(笑)セイジさんを口説いて始まった「フジヤマシャウト」ですが
その日以降、メールマガジン配信が終了するまでの13年近く、
ほぼ毎週(お休みしたのは13年間でたぶん3回だけ)発せられる
セイジさんからの熱いシャウトを皆さんにお届けしてきました。

途中、メールマガジンからブログへと発信形態は変わったものの
セイジさんのシャウトは更なる進化を遂げますますパワーアップ!
そのクオリティの高さに、書籍化を望む声が上がっておりましたが
この度、満を持して「昭和UFO」として発売されることとなりました。
400を超えるシャウトの中から選りすぐりの89篇を抜粋・再構成した
まさに「ベストオブシャウト」です。ご期待ください!!

*書籍化に伴い、「昭和UFO」に掲載されているシャウトに関しては、
5月末をもって一年ほどブログでは非公開とさせていただきます。
ご了承ください。


ここで紹介されてます。

http://www.rittor-music.co.jp/books/15317128.html


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2016-04-08 16:11:55

【人間失格GIRL】

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【人間失格GIRL】




新聞はよく読む方だと思う。

たまに音楽情報で、知らなかった名盤なんかが載っていて、

結構参考になる。

先日、レコード会社で新譜の取材の話が出て、そんな新聞の欄に

オレ達も載りたいような事を伝えると、

レコード会社の担当が言うには、載せてもらうのはもちろん異論はない

が、どれほどの効果があるか疑問だと返事が返ってきた。

聞くと、そこにいる全員が新聞を取っていなかった。

高校の後半に新聞配達をやっていた。

アパートなんかに配ると、自分が配る以外にも必ず何かしらの新聞が

ズラッとドアに突き刺さっていて、ほとんどの家が新聞を取っていた。

だから今でも、当然ほとんどの人が新聞を取っていると錯覚していたが、

それは全くの間違いだった。

今はネットの時代だ、ちょっと考えればわかりそうなものだ。

むしろキャッチーな情報はネットの方が早い。

だが、ネット情報も誰かががんばってアップしているのだろうが、

新聞は、毎日あれだけの情報をきっちりまとめあげる気合いと熱量が

文章の重さに反映されているようで、やはり性に合う気がする。

ただそう言っても忙しく、しっかり読めている訳じゃない。

かつて、怪我で二ヶ月入院していた時、毎朝じっくり時間をかけて読んで

いたが、その時とのギャップに多少ジレンマを感じ、

果たして新聞代と勘定が合っているのかと疑問にも思いながら、

なるべくパラパラでも目を通すようにはしている。


先日、そんな調子で、読み片付けるつもりで読んでいたが、

オイオイ、どうしたどうしたと言う文が目に留まり、

グイと新聞に覆い被さった。

「高校3年の女子。自分は悪い人間です。」

ヒエ~、何した!?と見るとそれは相談コーナーにあった投稿だった。

読むと、何したわけじゃない。

自分の心の説明だった。

「虚栄心の塊のような人間」「嫉妬」「小さな嘘」「卑屈」

なんだか否定的な言葉がどんどん出てくる。

あらあらっと思ったが、だんだん懐かしく感じてきた。

いじらしくって泣きそうだゼ。

これはあの頃の自分の心そのものだ。

いや、今でも彼女が持っている物はすべて揃っている。

それはコンプレックスという形になり、当初はイライラしたり

怒ったり、バカな事をしたり、重油が身体に溜まっている感じがしていた

が、気づけばそれは、東京という魔の海域を渡っていく為の

超強力な原動力になってくれていた。

それに気がついて、今では心のどこかに大事に置いている。

そして、「マジかよ」とか「かっこわりいぜオレ」とガクッとなった時、
たまにそいつは顏を出し、そうさ!お前はもともとかっこわるいのだ。

だからてめえは気合いを入れなきゃだめなのだ!

バシ~ンと一発ケツバットしてくれる。


オレはなんとかそれで荒波を渡り中だが、

これから荒波を渡る彼女が、必死に自分を見つめる気持ちは分かる。

自分という者はいったい何者なのか?

いったい、どんな未来をつかめるのか?

こんな汚い心で大丈夫か?

わかるわかる、痛いほどわかる。

それは今のオレも同じだ、でもやはり、彼女はもうちょっと深刻だ。

丁度あの頃に出会った本があった。

自分には投稿の女の子と同じ位の時、一念発起して、

名作と言われる本を読みまくった時期がある。

その中でインパクトが最もあった本の一冊が、

そうやはり太宰治の【人間失格】だ。

強烈だった。

自分の心が見透かされているようで、気持ち悪くなった。

もう二度と読むかと思いどこかにやったが、

なぜか彼女の投稿を見てもう一回読みたくなり、

知り合いから調達してきて読んだ。

あの時の不快な気持ちに用心し、少し身構えて読んだが驚いた。

あの時の衝撃がない!

あの時受けた自分の感情のヒダは、完全に形骸化し

反応しなくなっていた。

かといってあの頃怖れた、主人公の心を鏡のように感じた

自分の汚い心というのが消えた訳でなく、汚い心、つまり弱い心を

封じ込めるだけの強い何かをあれからの日々でオレは手にしていた。


投稿の彼女がちょっぴりうらやましい。

知らないことだらけのあの頃は、どれに触れてもビリビリ反応した。

今のうちに自分の心をじっくり見つめるといい。

どんな部分が汚いか知ればいい。

だからこそ人間は何かをするだろう。

そして今は傷つかないように、びくびく用心しているかもしれないが、

君の知らなかった新しい何かが、きっと君の心を激しくかき回す時が

来るだろう。

その時にできた傷が大事だ、必ず役にたつ。

今の自分に、その傷が曲を作らせている。


まだまだ、まだまだだ。

自分の感情を突然襲う何かはその辺りにうようよいるはずだ。

だから新しい何かに突っ込んで行く。

映画を見たり、本を読んだり、人のライブを見たり、

人を好きになったり、そして新聞を読むのをそのひとつだ。

激しく自分の感情を揺り起こしたい欲求で、

オレの毎日は成り立っている。


その子は最後に綴っている。

「春から大学生になります。どうすれば、この醜い性根を正しくできるでしょうか。」

死ななきゃなんとかなるさ、4月からの新生活を楽しんでくれ!

そして本でも読めば

まだ読んでなきゃ【人間失格】とかいいよ。

これは今の君の歳辺りがどんぴしゃだ。


ここ数日、読んでいない朝刊夕刊がまたたまっているよ。

流し読みで、急いで片付けよう。

何か自分の心をハッとさせる記事が載っていたらもったいないからね。



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