こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
ヒスパニック見聞録
というテーマで
スパニッシュ・アパートメント
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
映像出典:http://www.unifrance.org/film/22303/l-auberge-espagnole
本シリーズも本日で最終回!
ボーダーランド、マジカル・ガール
カルテル・ランドなどのスパニッシュ映画が
注目を集める近年ですか
私自身、スパニッシュ映画にあまり詳しくなかったので
一念発起して
挑戦してみようと思ってはじめたシリーズでしたが
いかがでしたでしょうか?
正直、最初は
何も知らない国々の映画を
解説できるのか?
と不安でいっぱいでしたが
ヒスパニック系の映画を続けて観ているうちに
1作品では分からなかったヒスパニックの人々の魅力も
次第に分かるようになってきました
\(^▽^)/
愛を至上のものと考え行動するからこそ
直感的な情熱で人生を楽しめるヒスパニックの人々は
衝動を制御しにくかったり
死に対する意識がやや希薄だったり
懺悔する事で愛を再び燃え上がらせたりする
という側面も同時に持つ
私たち日本人とは
異なる人生観を持っている人たち
なのだと思います。
では、そんなヒスパニックの国で暮らしたら
私たち日本人も
ヒスパニックのような人生観になるのでしょうか?
本日のスパニッシュ・アパートメントは
フランスの青年グザヴィエが
就職前の一年間
スペインのバルセロナに留学するという映画。
留学する目的は、スキルアップのため。
スペイン語か流暢になれば
EU圏内での仕事に有利だぞ!
という叔父のアドバイスを受け
エラスムス計画という
EU内の留学支援プロジェクトに参加したのです。
大好きな恋人にも1年間の別れを告げ
バルセロナへやって来たグザヴィエ。
↑エラスムス計画は
お互いの国をもっと知っていこう!という
学生交流プログラムです。
お金のないグザヴィエは
シャアハウスに住む事に決め
様々な国の学生たちが同居するアパートへと
引っ越すことになるのですが
そこでの生活は
ヨーロッパの縮図
と言っても過言ではない環境
だったのです!
住人は全員が違う国籍。
イギリス、ドイツ、イタリア、デンマーク、ベルギー。
↑ぼくたち全員、違う国から来ました!
どの国の学生にも
その国らしい個性があるので
アパートの中はカオス状態!
冷蔵庫をキチンと整頓したいドイツ人と
整理どころか私物の概念もアバウトなイタリア人。
↑習慣と性格が思いっきり出る冷蔵庫。
おい。勝手な場所に入れるなよ!
普段は付き合いの悪い優等生だが
実はお酒が大好きで
好きになった相手にはメロメロにのイギリス人の女の子。
↑普段は模範的なリーダーっぽく振舞ううイギリス人。
でも本音は、けっこうアバウト!
彼らはみんな、自分らしく振舞いますので
ぶつかり合う事も多いのですが
だからと言って
絶交したり、部屋を出て行ったりはしません。
そう。
彼らはみんなアイデンティティがあり
ぶつかる事もあるのですが
他者の考えや生き方も尊重しているのです。
↑考え方がぶつかる事もあるけと…
↑それが人間ってもんじゃないの?
写真出典:http://blog.facilitatrip.fr/le-barcelone-de-lauberge-espagnole/
他国の人たちの考え方に触れて
驚くことだらけのグザヴィエでしたが
彼自身だってフランス人らしさ全開なのです!
↑一人、恋人に向かって愛の手紙を書くグザヴィエ。
…フランス人っぽいですね!
フランス人の恋は
直情のスペイン人とは違って観念的。
フランスに残してきた恋人との
想いのすれ違いに延々と悩みながらも
バルセロナで知り合った若い人妻への想いも
募らせているグザヴィエは
愛と恋に溺れるフランス人なのです。
↑フランスに残してきた恋人に会いたい…
↑でも、バルセロナで出会った素敵な人も
愛しちゃった…
↑でも、恋人がフランスから遊びに来たら
すぐにベットに直行なんでしょ!
全くフランス人ときたら!!
さて、そんなグザヴィエは
バルセロナの地で何を学び
どう変わっていくのでしょうか?
それは是非、皆さん自身の目で
ご覧になって頂ければと思います。
↑最初の目的通り、彼の留学は
就職のスキルアップとなったのでしょうか?
本作には
多様性というものを受容する意義と
自分のアイデンティティを持つ価値と魅力が
同列で語られていきます。
↑別の国の人は別の国の考え方。
でも、それを知つたから分かり合える事も!
他の国の人と自分が違うのだという事は
海外に行ったからこそ気づくもの。
けれど海外に行ったからといって
その国の人間になりきる事はありえません。
就職のために
バルセロナを訪れたはずのグザヴィエは
ヒスパニックの地で
様々な人々との出会いを通じて
自分の本質に気づく事が出来ます。
彼はフランス人であり
グザヴィエという人間であり
バルセロナで知ったことを
人生でどう使っていくのかは
彼自身が決断すれば良いことなのです。
↑この体験で、何を感じた?
だからきっと私たち日本人も
ヒスパニックの人たちと交流する事があれば
彼らの魅力に気づくと同時に
日本人と知って持っている資質に
気づくことができるのではないでしょうか?
そしてもちろん
ヒスパニックと出会って知ったことを
人生でどう生かしていくのかは
我々一人ひとりが決断すればよいことなのです
ヽ(=´▽`=)ノ
という訳で
想像力とヒスパニック見聞録シリーズは
本日でおしまい!
…と、言いたいところでなのですが
おまけとして
スペインの隣国ポルトガルについて
想像力と
ポルトガル見聞録
というテーマで
ポルトガルここに誕生す
ギマランイス歴史地区
という映画を解説してみたいと想います。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
↑愛する事は得意だけど
ふられる事は耐えられないフランス人。
それぞれの国の人はみんな個性があり
だからこそ魅力的でもあるのです
\(^▽^)/
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