こんばんは
ご覧頂きありがとうございます
\(^▽^)/
本日も
想像力と
ヒスパニック見聞録
というテーマで
堕落の王国
という映画を
ご紹介させて頂ければと思います。
ヒスパニック男性の魅力は
直情、強引、情熱的!
ですのでヒスパニック映画における
男性からの求愛はいつだって
直接的で、電撃的で、情熱的なのです。
↑Yes! 情熱!!
でもこれって、恋人の時は良いですが
結婚した後はどうなるのでしょう?
直接的で、電撃的で、情熱的な愛を
交わし続ける夫婦生活!
↑毎日がこんな感じだぜ!!
なんだか凄そうですね。
( ̄_ ̄ i)
けれど残念ながら
多くのヒスパニック映画では
男性たちは常に、新しい愛を求めており
結婚後は別の女性に
直接的で、電撃的で、情熱的な愛を
求めていくのです。
↑メキシコの画家、ディエゴ・リベラは
常にモデルと関係を持ち
何度も結婚と離婚を繰り返しています。
…困ったもんですね。
では、ヒスパニック男子が
一人の女性に対して
直接的で、電撃的で、情熱的な愛を
ずっと持ち続けるためには
一体どうしたら良いのでしょう?
本日の堕落の王国は
そんなテーマが描かれている
ヒスパニック男子の
深層心理を覗いたような作品です。
主人公のアナベルは
コロンビア出身の販促モデルさん。
お酒の試飲を勧める
コンパニオンの仕事をしていましたが
ふとしたキッカケで知り合った
大金持ちのオスカルと交際を始めます。
↑スラッとした黒髪の美人アナベル(左)
オスカルは、紳士的で優しい男。
↑今までの映画のように直情的ではありません。
ハイヒールとストッキングフェチですが
アナベルに対しては
いつも紳士的に接してくれるのです。
↑最初にアナベルを自宅に招いた晩は
料理を作っておしゃべりたけ!
なんて紳士的なんでしょう
ヽ(=´▽`=)ノ
オスカルはアナベルを愛し
自家用飛行機で別荘に連れて行ったり
高級車をプレゼントしたりします。
↑超リッチな別荘も持っているオスカル
想像していた以上に
様々なプレゼントを送ってくれるオスカルですが
アナベルとの結婚は望みません。
理由は
結婚は束縛だから。
オスカルはアナベルを愛していますが
結婚という枠にはめられてしまうと
様々な束縛が生まれてしまい
結果として、自由な愛が失われてしまうから
ずっと愛し続けるには
恋人関係でい続けるのが一番なんだ
と言うのです。
↑結婚してしまうと、愛が終ってしまうよ…
…ああ。
やっぱりヒスパニック男子ですね!
アナベルは続けます。
愛の反対は何だと思う?
答えは「退屈」なんだよ。
恋人として
退屈しない関係でいられる事が
愛がずっと続くという事なんだ。
と…
↑ずっと刺激的な恋人同士でいれば
退屈しないから
愛だって終らないんだよ。
そしてオスカルはアナベルに
次々と刺激的な仕掛けを用意して
彼女を愛そうとします。
↑こんな格好、恥ずかしいわ…
それが良いんだよ!
彼女との関係が
退屈にならないようにする事が
オスカルなりの愛し方。
けれど果たしてそれは
アナベルにとっても幸せなのでしょうか?
それは是非、皆さん自身で
ご覧になって頂ければと思います。
↑もっと刺激的に…もっと刺激的に…
オスカルは知的な男。
だからこそ
ヒスパニック男子の特性も理解し
情熱を冷まさない日々を作る事で
アナベルを永遠に愛そうと考えています。
けれど、その行為は
アナベルの求めている愛のカタチを
一切無視したもの。
俺なりの愛し方でずっと幸せでいられる!
と考えているオスカルは
やっぱり直情で強引で情熱的なのです!
↑彼の提案によって深く傷ついていくアナベル。
ヒスパニックの恋愛とは
男女共に直情で強引であるが故に
悲劇的なものになりやすい危険性が
あるのかもしれませんね…
という訳で次回は
ヒスパニック・ラブの解決編として
懺悔の効用
というテーマで
最も危険な愛し方
という映画を解説してみたいと思います。
ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆
本作の原題はDECADENCIA(退廃)。
退廃は、確かに退屈はしないのですが
生産的な行為でもありません。
退屈しない退廃した人生を送れば幸せだ
というオスカルの考え方は
果たして正解なのでしょうか…
エロティック映画に分類されていますが
結構、哲学的なテーマに挑戦した映画だと思います。
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