こんばんは
ご覧頂きありがとうございます

\(^▽^)/

 

 

 

 

 

本日も

 

想像力と
ヒスパニック見聞録

 

というテーマで

 

エル・マリアッチ

 

 

という映画を
 
ご紹介させて頂ければと思います。

 

 

 

 

 


本日ご紹介するメキシコ文化は

 

マリアッチ!

 

 

 

 

 

 

マリアッチとはメキシコ独特の

 

歌い手さんの事!

 

↑こういう感じの人たちです!

 

 

 

 

 

 

情熱の国スペインの血が流れる

 

ヒスパニック系の人々は

 

愛を至上のものと考え

 

愛を鼓舞する歌や踊りも大好きなのです

 

\(^▽^)/

 

↑皆さんの人生を

歌でサポートいたします!

 

 

 

 

 

マリアッチが大活躍するのは

 

結婚式やパーティ!

 

↑こんなマリアッチたちが来てくれたら

イベントが盛り上がりますね。

 

 

 

 

 

けれど

 

一人で活動するマリアッチも

 

存在するようなのです。

 

↑一人で活躍するマリアッチ

(イメージ)

 

 

 

 

 

単独のマリアッチは

 

街の酒場などで歌っていたそうですが

 

日本の流しの歌手と同様

 

時代の変化に追われ

 

最近では酒場での流しのマリアッチの姿は

 

あまり見かけなりつつあるようです。

 

↑日本にもいた流しの歌手

(こちらもイメージ)

 

 

 

 

 

この映画は


酒場で歌うマリアッチを目指す若者が

 

メキシコの田舎街で大変な目にあう映画

 

なのですが…

 

 

 

 

 

 

この映画のジャンルは

 

コメディなのか

 

シリアスなのか

 

恋愛映画なのか

 

良く分からない作品なのです!

 

↑ポスターだけ見ると

メチャクチャクールでシリアスな感じ

なのですが…

 

 

 

 

 

 

映画の冒頭は

 

2人の悪党の仲間割れ!

 

 

 

 

 

 

一人は白人のモーリシオ。

 

↑この映画に登場する唯一の白人モーリシオ。

 

 

 

 

 

彼は小さな町のギャングのボスとして

 

君臨しています。

 

 

 

 

 

モーリシオは以前

 

アズールという仲間と組んで

 

大金を盗んでいたのですが

 

アズールは刑務所に入れられてしまい

 

モーリシオは彼に金を渡さず

 

自分だけのものにしてしまっていたのです。

 

 

 

 

 

 

 

けれど刑務所の中で力をたくわえ

 

電話一本で、部下を動かせるようになったアズールは

 

モーリシオに

 

俺の分け前をよこせ!

 

と電話をします。

 

↑俺の分け前をよこせ!!!

 

 

 

 

 

電話を受けたモーリシオは

 

今から金を渡しに部下を向かわせる

 

と、気さくに言いますが

 

部下には

 

アズールを殺せ

 

と命令するのです!

 

 

 

 

 

 

 

アズールピンチ!!

 

 

 

 

 

けれどアズールも只者ではありません。

 

 

 

 

 

危険を察知したアズールは罠を仕掛け

 

モーリシオの部下を返り討ちにして刑務所から脱走。

 

 

 

 

 

 


分け前を渡さないモーリシオを

 

脅すことを決意します。

 

↑あいつ…許さねぇ!

 

 

 

 

アズールは

 

モーリシオの経営する酒場で

 

彼の部下を皆殺しにした後

 

分け前を渡さなければ

部下をもっと殺す!

 

と、脅しをかけるのです、

 

↑白昼堂々、6人も殺害します!

 

 

 

 

アズールの服装は全身黒づくめ。

 

大量の武器をギターケースに隠し持っています。

 

↑アズールのギターケースの中は

武器でいっぱい!!

 

 

 

 

 

部下6人も殺されたモーリシオは大激怒!

 

 

 

 


部下たちに

 

アズールを見つけ次第殺せと命じますが

 

アズールの顔を知らない部下たちは

 

ギターを持った黒い服の男を

見つけ次第殺す

 

と決めるのです!

 

↑町中で平然と銃で攻撃してくるギャングたちは

マシンガンまで持っています。

 

 

 

 

 

 

けれどその頃

 

マリアッチになることを目指し

 

一人の青年が

 

その街にやって来ていたのです。

 


黒い服を来て、ギターを持って…

 

↑ゆっくりと歩いて来たポスターの男は…

 

 

↑ただのマリアッチ志望の兄ちゃんでした!

 

 

 

 

 


けれど青年は当然

 

モーリシオの部下たちのターゲットに!!

 

↑助けて。なぜか殺される~!!

 

 

 

 


さて、駆け出しのマリアッチは

 

果たして、無事に生き延びられることが

 

できるのでしょうか?

 

 

 

 

 

 

それは是非、皆さん自身の目で

 

ご覧になって頂ければと思います。


↑生きるか死ぬかの抗争の中にマリアッチが一人!

 

ギャァァァァ助けて!!

 

 

 

 

 

 

…と、ここまでの説明ですと

 

どう考えてもコメディ映画なのですが

 

この作品は

 

映画のラストまで観ると

 

何故だか、物悲しくもカッコいいお話に

 

なっているのです。

 

 

 

 

 

 

理由は恐らく

 

ヒスパニックらしいスパイスが

 

効いているから!

 

↑何も出来ないマリアッチのサバイバル映画

のはずが…

 

 

 

 

 

彼を途中で助けてくれるヒロインは

 

モーリシオの愛人ドミノ。

 

 

 

 

 

彼が狙われている理由が

 

誤解だと知ったドミノは

 

マリアッチを助けてあげようとします。

 

↑最初は見知らぬマリアッチを警戒していた彼女は

彼が無力なマリアッチだと知ると

助けようとするのです。

 

 

 

 

 

 

一体何故なのでしょう?

 

 

 

 

 

ドミノはモーリシオから酒場の経営を任せられ

 

豪華な暮らしも保障されています。

 

 

 

 

 

だから、見知らぬマリアッチを助ける理由なんて

 

全くありません!

 

 

 

 

 

 

けれど彼女は

 

彼をかくまってあげるのです。

 

 

 

 

 

 

一体どうしてなのでしょう?

 

 

 

 

 

 

マリアッチを目指す青年は

 

キャリアも人脈もお金も全く持っていません。

 

 

 

 

 

けれど彼は、愛の歌を歌う事ができ

 

街を出ることができます。

 

 

 

 

 

愛人となって自由を奪われている

 

ドミノが持っていないものを持っている…

 

 

 

 

 

 

この映画では

 

ギャグのような展開の中に

 

自由を奪われた女性の哀しみや

 

愛を歌い上げることの素晴らしさ

 

そして

 

何も出来ない青年の無念さなどが

 

いっぱい詰まっています。

 

↑何も出来ないマリアッチは観客たちの投影となり

笑って観ていた観客は

映画のラストで、涙をながすのです…

 

 

 

 

 

 

 

だからこそきっと

 

この映画は、多くの人々の胸を打ち

 

ヒスパニック系俳優アントニオ・バンデラスによって

 

再映画化される事になったのだと思います。

 

↑ヘロヘロのマリアッチは

こんなに逞しく成長しました!!

 

 

 

 

 

 

という訳で次回は

 

伝説は成長する!

 

というテーマで

 

デスペラード

 

という映画を解説してみたいと思います。

 

 

 

 

 

ではまた(*゜▽゜ノノ゛☆

 

 

↑愛と死と歌と暴力!

 

ラテンの血と

アステカの血が混ざったメキシコでは

マリアッチもまた

愛と死を演出するミュージシャン

でもあるのです。